シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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計量経済分析Ⅱ | 2024 | 後期 | 土2 | 経済学研究科博士課程前期課程 | 戸田 淳仁 | トダ アキヒト | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EG-EE5-002L
履修条件・関連科目等
特にないが、毎回の授業に出席することを期待します。また、計量経済分析Iと連続して講義をするため、計量経済分析Iにも出席をお願いしたい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
計量経済学の初学者を対象に、計量経済学の理論や考え方について解説を行った上で、計量経済分析の手法を学習します。また、統計解析パッケージを用いた実習を行うことによって、計量経済分析の方法に関する理解を深めるとともに、分析結果の解釈についての議論も行います。
科目目的
実証的な社会経済分析に関する論文が理解できるよう計量経済学の基礎的な知識を学習するだけでなく、実証研究を行う上で必要な計量経済分析の手法を学びます。
到達目標
計量経済学の初学者を対象に、論文執筆に必要な実証分析の方法を習得するだけでなく、分析結果の解釈ができるようになることを目指します。
授業計画と内容
以下の項目を講義する予定であり、前期に続いて、ミクロ計量分析の一部のトピックスと時系列分析のトピックスを扱う予定です。予定は変更されることがありうるが、その都度教室で連絡します。 また、受講生の要望(修士論文での研究テーマなど)を聞いて、受講生の論文執筆をサポートできるように、トピックスを柔軟に変更することも予定しています。
第1回 計量経済分析Iの復習、STATAの使用方法の復習
第2回 制限従属変数モデル1(テキスト8章、プロビット、ロジット、多項ロジット)
第3回 制限従属変数モデル2(テキスト8章、トービット、サンプルセレクション)
第4回 政策評価モデル1(テキスト9章、マッチング法とその実習)
第5回 政策評価モデル2(テキスト9章、回帰非連続デザインとその実習)
第6回 系列相関の検定と対応(テキスト10章前半)
第7回 トレンドと構造変化(テキスト11章前半)
第8回 単位根検定とその実習(テキスト11章後半)
第9回 VARモデルとその実習(テキスト12章)
第10回 共和分検定とその実習(テキスト13章)
第11回 生存時間分析1(パラメトリックなモデル)
第12回 生存時間分析2(Coxのセミパラメトリックなモデル)
第13回 動学的パネル分析とGMM
第14回 統括・まとめ
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 100 | 出席(講義回数の半数以上)を前提として、3回のレポートで判断します。 レポートが100%です。詳細は第1回目の講義で説明します。2回のレポートは講義内容に関連した課題、1回のレポートは受講生が研究している内容のまとめになる場合があります。レポートについては講義中もしくはメールにて講評・解説をします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
民間シンクタンクや政府機関において、統計データの作成、分析に従事。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務経験を通じて得られたと考えているデータ分析を効率的に進める方法を具体的に伝え、演習を通じて体感していただくことで、研究の推進をより一層目指します。
テキスト・参考文献等
下記のテキストを講義中で使用しますので、受講生は購入し毎回の講義に持参してください
西山慶彦、新谷元嗣、川口大司、奥井亮 (2019)『計量経済学』有斐閣
参考文献については講義で紹介します。