シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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経済統計論Ⅰ | 2024 | 前期 | 木3 | 経済学研究科博士課程前期課程 | 伊藤 伸介 | イトウ シンスケ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EG-EE5-107L
履修条件・関連科目等
特段の履修条件はありませんが、統計学や計量経済学の基礎的知識があるほうが望ましいと思われます。また、「経済統計論Ⅱ」も併せて履修することをお薦めします。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
経済統計の作成と利用に関する方法論的な課題を追究します。「経済統計論Ⅰ」では、経済統計に関連する現代的な課題を取り上げながら、主として公的統計データの作成と利用に関する基本的な考え方について検討を行います。また、主に公的統計のミクロデータ(個票データ)を対象に、ミクロデータの作成・利用をめぐる諸問題についても講義形式あるいは演習形式で議論していきます。なお、必要に応じて、統計解析ソフトウェアを用いた演習も行う予定です。
科目目的
経済統計の作成および利用をめぐる諸問題に関心のある受講生を対象に、社会経済についての実証研究を行う上で求められる統計データの作成と利用の方法に関する基本的な考え方を身につけることを目指します。
到達目標
受講生が、各種の経済統計データの基本的な特徴と留意点を理解した上で、データの処理・加工ができるだけでなく、各種の経済統計のデータ特性を踏まえて、社会経済に関する実証研究を行うことができるようになることを到達目標とします。
授業計画と内容
以下の内容をもとに、受講者の研究課題も踏まえながら、授業を進める予定です。
1 オリエンテーションー公的統計の作成と利用
2 統計法制度と統計データの特徴
3 大標本と小標本における信頼区間の推定
4 標本調査の方法と推定値の標本誤差
5 標本抽出と乗率の処理
6 合成データの生成に関する考え方
7 統計データにおける欠測値処理の考え方
8 統計データにおける匿名化の考え方
9 回帰分析におけるパラメータの推定と検定
10 重回帰分析における結果の評価
11 ダミー変数、交差項を用いたミクロモデル分析
12 対数変換、2乗項を用いたミクロモデル分析
13 質的従属変数におけるミクロモデル分析
14 回帰分析における変数選択
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業で取り上げた論文については読んでおいてください。詳細については授業中にお知らせします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 実証研究に関するレポートを作成する。 |
平常点 | 40 | 課題の提出、ディスカッション、プレゼンテーションを含む。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
PCを用いて、実証分析に関する演習を行う。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考文献として以下を挙げておきます。
Dale, A. et al.(2009) Analyzing Census Microdata, John Wiley & Sons.
Hundepool, A. et al.(2012) Statistical Disclosure Control , John Wiley & Sons.