シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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経済統計論Ⅱ | 2024 | 後期 | 火3 | 経済学研究科博士課程前期課程 | 伊藤 伸介 | イトウ シンスケ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EG-EE5-108L
履修条件・関連科目等
特段の履修条件はありませんが、統計学や計量経済学の基礎的知識があるほうが望ましいと思われます。また、「経済統計論Ⅰ」も併せて履修することをお薦めします。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
経済統計の作成と利用に関する方法論的な課題を追究します。「経済統計論Ⅱ」では、経済統計の分野に関連する現代的な課題を取り上げながら、主として公的統計ミクロデータの利用方法について検討を行います。具体的には、主に公的統計の調査個票データ(ミクロデータ)を対象に、データ構造を踏まえた形でのミクロデータを用いた実証分析をめぐる諸問題を講義形式あるいは演習形式で議論していきます。なお、必要に応じて、統計解析ソフトウェアを用いた演習も行う予定です。
科目目的
経済統計の作成と利用をめぐる諸問題に関心のある受講生を対象に、社会経済に関する実証研究を進める上で求められるデータ構造を踏まえた統計分析の技術を高めることを目指します。
到達目標
受講生が、経済統計に関するミクロデータのデータ構造を踏まえた上で、各種のミクロモデルによる実証分析の考え方と手法を学習することによって、実証的な社会経済研究を進める上で必要なミクロデータ分析の技法を習得することを到達目標とします。
授業計画と内容
以下の内容をもとに、受講者の研究課題も踏まえながら、授業を進める予定です。
1 実証分析の考え方―仮説検証的な研究と探索的な研究
2 量的なデータにおける回帰分析と解釈
3 質的データにおける回帰分析と解釈
4 順序カテゴリーデータにおける回帰分析と解釈
5 回帰分析における外れ値(特異値)の探索と処理
6 回帰分析における欠損値の考え方と補完法
7 欠測データに対する代入法の適用
8 回顧データにおける回帰モデル
9 カウントデータにおける回帰モデル
10 パネルデータにおける回帰モデル
11 階層データとマルチレベルモデル
12 クラスタリングと主成分分析
13 決定木分析とクラス分類
14 モデル分析におけるブートストラップ法の適用
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 実証研究に関するレポートを作成する。 |
平常点 | 40 | 課題の提出、プレゼンテーションを含む。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
PCを使って、実証分析に関する演習を行う。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考文献として以下を挙げておきます。
Cameron, A. C. and Trivedi, P. K.(2005) Microeconometrics: Methods and Applications, Cambridge University Press.
Goldstein, H. (2010) Multilevel Statistical Models, Wiley.