シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅱ(経済システム論) | 2024 | 通年 | 木3 | 経済学研究科博士課程前期課程 | 鳥居 伸好 | トリイ ノブヨシ | 2年次配当 | 4 |
科目ナンバー
EG-OM5-202S
履修条件・関連科目等
演習Ⅰとの継続性を有し、マルクス経済学の研究視角と研究方法に依拠して、現代資本主義の分析を試みますので、マルクス経済学の基礎知識が必要とされます。ただし、その知識の習得は、授業履修にあたっての必要条件ではありません。現代社会の経済的諸問題に強い興味・関心を持ち、旺盛な探究心を持っている方であれば、どなたでも履修可能です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
演習Ⅰと同様に、履修者の修士論文の研究テーマに関して必要とされる参考文献の検討、論文草稿の作成およびその報告についての指導が主な授業内容となります。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の演習科目として、履修者の修士論文作成を最終目的とし、まずは演習Ⅱとして、履修者が論文作成に当たっての問題の所在を明確に把握し、論理的な思考で論文作成に取り組めることができることを目的にして、具体的なテーマに関する論文指導を中心とする授業を行います。
到達目標
この科目は、履修者が修士の学位授与をめざし、そのために必要な論文関連資料の収集能力、読解能力、問題設定および研究テーマについての論理的な思考能力のを高めることを目標とします。また、具体的なテーマに関する論文指導を行うことで、諸能力を高め、演習Ⅱとしての修士論文の作成(完成)を目標とします。
授業計画と内容
履修者の具体的な修士論文作成計画書に基づき、研究論文指導を中心とする授業を行います。履修者の研究テーマによって、具体的な授業内容、研究指導内容は異なりますが、次のような日程で授業を行います。
【前期】
第1回ガイダンス
第2回論文に関する研究準備(1)問題の所在について
第3回論文に関する研究準備(2)問題の所在と論文テーマ
第4回論文に関する研究準備(3)方法論
第5回具体的な論文内容に関する先行研究(1)国内研究資料取集
第6回具体的な論文内容に関する先行研究(2)外国研究資料収集
第7回具体的な論文内容に関する先行研究(3)国内文献を中心とする諸研究の整理
第8回具体的な論文内容に関する先行研究(4)外国文献を中心とする諸研究の整理
第9回論文テーマ設定(1)問題の所在の明確化
第10回論文テーマ設定(2)問題の所在と先行研究とを踏まえたテーマ設定確認
第11回論文テーマ設定(3)問題の現代的意義および独自性についての確認
第12回論文構成の検討(1)テーマと構成の関係
第13回論文構成の検討(2)論文構成諸章の諸関連の確認
第14回論文構成の検討(3)論文構成から見た論文の一貫性確認
【後期】
第15回論文構成を念頭に置いた文献収集とその内容吟味
第16回論文構成を念頭に置いた文献整理
第17回先行研究と関連する各章内容の関連事項確認
第18回論文各章ごとの文献整理と各章の内容吟味(1)論文前半
第19回論文各章ごとの文献整理と各章の内容吟味(2)論文後半
第20回論文各章ごと執筆指導(1)「はじめに」について
第21回論文各章ごと執筆指導(2)「第1章」部分について
第22回論文各章ごと執筆指導(3)「第2章」部分について
第23回論文各章ごと執筆指導(4)「第3章」部分について
第24回論文各章ごと執筆指導(5)「第4章」部分について
第25回論文各章ごと執筆指導(6)「おわりに」について
第26回論文全体の執筆指導(1)問題の所在と論理展開を中心に
第27回論文全体の執筆指導(2)先行研究との対比を中心として
第28回論文全体の執筆指導(3)論文の独自性と現代的意義について
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回、修士論文作成進行状況(前回からの進展状況=復習)事項を確認するとともに、次の論文作成事項および報告事項などの指示(予習事項の指示)を行います。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 30 | 到達度確認は、論文草稿提出による到達度評価で実施する。 |
レポート | 30 | 論文執筆段階で提出される論文原稿によって評価する。 |
平常点 | 40 | 授業への参加および討論への参加度、日常の研究報告内容を評価の対象とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業ではレジュメを配布予定です。履修者の修士論文テーマおよび論文執筆状況に合わせて、適宜参考文献を指示します。