シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
財政学Ⅰ | 2024 | 前期 | 月2 | 経済学研究科博士課程前期課程 | 関野 満夫 | セキノ ミツオ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EG-EA5-101L
履修条件・関連科目等
学部の財政学を履修済みであることが望ましい。基礎科目なので1年次前期の履修が適切です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
財政学の基本的内容と基礎概念を順に講じます。
内容的には次のようなものです。
(1)財政学とは
(2)財政と財政学
(3)財政の歴史
(4)財政学の展開
(5)予算論
(6)経費論
(7)公共投資と公教育
(8)社会保障と財政
(9)租税論
(10)所得課税
(11)消費課税と資産課税、環境税
(12)日本の租税構造と税制改革
(13)公債発行と財政政策
(14)日本財政の課題
科目目的
以下の2つを目的・到達目標とします。
①修士論文を書く上での前提となる、財政学の基礎知識を習得すること。
②現代財政学の課題と現代日本財政の問題について認識をふかめること。
到達目標
以下の2つを目的・到達目標とします。
①修士論文を書く上での前提となる、財政学の基礎知識を習得すること。
②現代財政学の課題と現代日本財政の問題について認識をふかめること。
授業計画と内容
授業概要に書いてある(1)~(14)の課題について、以下の内容を講じる予定です。
(1)財政とは何か、財政の歴史的性格、財政の役割、財政学の課題、現代財政の構図
(2)近代国家の財政、現代国家の財政、戦争と財政
(3)近代財政学の形成、現代財政学の展開
(4)財政民主主義と予算制度、日本の予算システム
(5)経費論の課題、経費膨張傾向の理解、経費の分類・分析
(6)公共投資と社会資本、公教育の役割、公教育の財政
(7)社会保障制度、福祉国家、社会保障と所得再分配
(8)租税の本質、租税根拠論、租税の分類、租税負担
(9)所得概念、所得税のしくみと課題、現代財政と法人税
(10)現代財政と消費課税、付加価値税、資産課税、環境税
(11)日本の租税構造、税制改革、所得税改革、法人税改革
(12)財政と公債、日本の国債、公債発行と財政政策
(13)日本の財政赤字、財政赤字の背景、財政赤字の限界
(14)福祉国家財政、福祉国家と社会支出、租税・社会保障負担、所得再分配
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
テキスト『財政学』の該当章を事前に学習し,疑問点を整理しておくこと(4時間程度必要)。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 50 | テキスト内容を的確に要約し、疑問点も含めて簡潔に報告していること。 |
平常点 | 50 | ゼミでの質疑応答、討論に積極的に参加していること。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
関野満夫『財政学』税務経理協会、2016年