シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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租税論Ⅰ | 2024 | 前期 | 木3 | 経済学研究科博士課程前期課程 | 篠原 正博 | シノハラ マサヒロ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EG-EA5-105L
履修条件・関連科目等
学部レベルの経済学(ミクロ経済学、マクロ経済学)および財政学の知識が必要です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
租税論は財政学の一分野であるため、経済学の知識が必要とされると同時に、現実の制度に対する強い関心も求められます。本講義では、租税論を単なる応用経済学としてとらえるのではなく、わが国の税法および諸外国の制度(国際的視点)を十分踏まえた議論を行うこととします。
科目目的
税制改革の議論を理解するのに必要な租税論の基礎を学修することを主たる目的とします。
到達目標
租税論の基礎的内容に関して、図表や数式を利用した説明ができるようになること。
授業計画と内容
[第1回]ガイダンス(講義の進め方、文献調査方法についての確認等)
[第2回]政府の役割
[第3回]価格メカニズムの役割
[第4回]租税の理論:入門(1)租税原理、公平性、累進度
[第5回]租税の理論:入門(2)課税ベース、租税の帰着
[第6回]個別物品税の帰着
[第7回]労働所得税の効果
[第8回]利子課税の効果
[第9回]課税の効果:まとめ
[第10回]課税の効率性(1)転嫁と超過負担
[第11回]課税の効率性(2)効率的な課税:2財モデル、ラムゼー・ルールと最適課税の基礎
[第12回]効率かつ公平な課税(1)労働所得税の効率性:2財モデル
[第13回]効率かつ公平な課税(2)効率かつ公平な課税の制度設計:最適労働所得税
[第14回]まとめ:修論作成に必要な租税の基礎理論について
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
テキストを読んでいてわからない箇所は、財政学やミクロ・マクロ経済学の文献にもあたってください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | 課題について、論理的かつ独創的に論じられるかどうかを評価します。 |
平常点 | 70 | 出席回数、報告態度・内容、議論への参加状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
(1)麻生良文『公共経済学』有斐閣, 1998年。
第1章、第2章、第6章〜第10章
(2)篠原正博編著『テキストブック租税論』創成社, 2020年。
第4章、第5章
参考文献
(1)『図説日本の税制(最新版)』, 財経詳報社。
(2)財務省ホームページ(http://www.mof.go.jp/)