シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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地域政策論Ⅰ | 2024 | 前期 | 月3 | 経済学研究科博士課程前期課程 | 山﨑 朗 | ヤマサキ アキラ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EG-SL5-106L
履修条件・関連科目等
とくに履修条件はありませんが、経済地理学、産業立地論、地域政策、国土計画に関心を持っている受講生を歓迎します。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
地域政策論Ⅰでは、地域政策という政策の特質、課題、手法、効果、評価について論じます。また、2023年に公表された国土形成計画(全国計画)を含む日本の国土計画、および近年の地方創生政策、デジタル田園都市構想についても取り上げます。
科目目的
地域に関する政策の意義と課題について理解することを目的とします。
到達目標
地域経済、地域政策についての論文の検索力や論文の理解力を高め、地域政策に関する論文執筆のための基礎力の向上を目指します。
授業計画と内容
1.地域政策とは何か
2.地域政策の課題、テーマの変遷と政策手段
3.地域政策の効果について
4.戦前の国土計画
5.第一次全国総合開発計画と新産業都市
6.第二次全国総合開発計画と第三次全国総合開発計画
7.世界都市と第四次全国総合開発計画
7.人口減少時代の国土デザイン
8.テクノポリス構想
9.産業立地から地域イノベーション政策への転換
10.クラスター論の特色
11.6次産業化と逆6次産業化
12.新しい公共の機能について
13.ケーススタディ:九州の半導体クラスター
14.ケーススタディ:福島県の医療機器クラスター
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 地域政策に関するミニレポートを作成してもらいます。作成に当たっては、関連する論文をきちんと引用し、統計データを活用して執筆すること。3,600字程度とします。提出日は、最終講義日とします。テーマについては相談に乗ります。 |
平常点 | 50 | 報告用PPT、プレゼンおよび質問を総合的に勘案します。積極的にクラスに参加してください。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
山﨑朗他著『地域政策 改訂版』中央経済社、2023年
参考文献
山﨑朗『日本の国土計画と地域開発』東洋経済新報社、1998年
山﨑朗・玉田洋編『IT革命とモバイルの経済学』東洋経済新報社、2000年
山﨑朗編著『地域創生のデザイン』中央経済社、2015年
国土交通省『国土のデザイン 2050』
https://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/kokudoseisaku_tk3_000043.html
国土交通省「国土の長期ビジョン 最終とりまとめ」2022年
https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/kokudo03_sg_000243.html
国土交通省「国土形成計画(全国計画)」2023年7月28日閣議決定
https://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/kokudokeikaku_fr3_000003.html