シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国語学演習(1)A | 2025 | 前期 | 木4 | 文学部 | 池田 幸恵 | イケダ ユキエ | 2・3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JA2-A807
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
和漢混交文の代表的文献である『平家物語』の中でも、現存最古の古写本である延慶本は鎌倉時代の日本語を知る上で欠かすことのできない資料である。本演習ではこの延慶本を正確に読解したうえで、他の古写本との比較や語彙・語法、文字・表記等の分析を通して、鎌倉時代の日本語についての理解を深める。また、延慶本の精緻な読解作業を通じて、当時の日本語だけでなく、文化・社会・宗教などについても知見を深める。
科目目的
この科目は、学生が学位授与の方針で示す「専門的学識」を修得することを目的としています。
到達目標
担当箇所の本文の内容を理解し現代語訳ができる。
鎌倉時代の日本語について、その特徴を説明できる。
資料を作り、分かりやすい発表ができる。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス
第2回 平家物語概説
第3回 平家物語の研究史
第4回 日本語歴史コーパスについて
第5回 サンプル発表(資料作成方法の説明)
第6回 発表と討議(1)天台座主明雲僧正被止公請事
第7回 発表と討論(2)七宮天台座主に補給ふ事
第8回 発表と討論(3)明雲僧正流罪に定る事
第9回 発表と討論(4)明雲僧正伊豆国へ被流事
第10回 発表と討論(5)山門の大衆座主を奉取返事
第11回 発表と討論(6)一行阿闍梨流罪事
第12回 発表と討論(7)多田蔵人行綱仲言の事
第13回 発表と討論(8)大政入道軍兵被催集事
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
自分の担当箇所について、本文を読み込み、語の読みや意味を調べ、発表資料を作成する。
授業前日に配布される発表資料を読み込み、分からない箇所について事前に調べておく。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 発表資料の内容60%、受講態度(質疑応答)40% |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業中に随時紹介する。