シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅰ(社会思想史) | 2024 | 前期 | 水2 | 経済学研究科博士課程前期課程 | 鳴子 博子 | ナルコ ヒロコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EG-OM5-203S
履修条件・関連科目等
特にありません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
鳴子博子『ルソーの政治経済学』を輪読し、ルソーの政治経済学の諸相を学んでゆきます。報告者に作成したレジュメにもとづいて報告をしていただきます。その上で論点をめぐって意見交換、討論を行います。
科目目的
18世紀の政治経済学の展開の中で大きな位置を占め、その理論的射程は現在・未来へも及ぶジャン=ジャック・ルソーの理論体系をめぐる論考の輪読を通して、現代社会の抱える大きな社会課題「格差社会からの脱却」について考えを深める。
到達目標
2年次に修士論文を作成する準備の一環として、社会思想のエッセンスを学び、そもそも社会矛盾を生む原因は何か、問題の根源に遡って探究することができるようになる。
授業計画と内容
第1回 演習を始めるにあたって
第2回 鳴子博子『ルソーの政治経済学』自然・人間・労働
第3回 『ルソーの政治経済学』ルソー対マルクス
第4回 『ルソーの政治経済学』一般意志で動く国家
第5回 『ルソーの政治経済学』ルソー・ヘーゲル・マルクス
第6回 『ルソーの政治経済学』人民集会とフランス革命
第7回 『ルソーの政治経済学』ルソー対ロベスピエール
第8回 『ルソーの政治経済学』ル・シャプリエ法
第9回 『ルソーの政治経済学』経済的自由と生存権
第10回 『ルソーの政治経済学』討論と投票、団体と個人―ミル対ルソー―
第11回 『ルソーの政治経済学』既存宗教・市民宗教は人間を自由にするのか
第12回 『ルソーの政治経済学』権力・戦争・歴史―フーコー対ルソー
第13回 『ルソーの政治経済学』ヨーロッパ新秩序構想―18世紀から現代へ―
第14回 『ルソーの政治経済学』のまとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
報告者はレジュメを作成しますが、それ以外の履修者もテキストをよく読んでくることが必要です。復習を習慣化してください。
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | レジュメ・報告の内容、テキスト読解の度合い、授業への取り組み姿勢を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
鳴子博子『ルソーの政治経済学―その現代的可能性』晃洋書房、2023年、 ISBN978-4-7710-3751-9