シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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制度会計論Ⅰ | 2024 | 後期 | 月2 | 商学研究科博士課程前期課程 | 中村 英敏 | ナカムラ ヒデトシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CG-AU5-205L
履修条件・関連科目等
財務会計論に関する基本的知識を有すること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現代の制度会計で取り扱われる会計基準は多岐にわたり、大学学部レベルでは全体を深く理解することは困難です。そこで、財務会計の基本的な知識があることを前提に、開示制度や会計基準を深く学びます。
科目目的
研究手法を問わず、財務会計分野での修士論文の作成に必要な開示制度・会計基準に関する知識の修得を目的としています。また、会計士等を目指す方については、現場でも通用する会計基準に関する知識の修得も目的としてます。
到達目標
会計基準に書かれている知識に留まらず、背景にある考え方・問題点・他の基準や法令等との関係なども含めて理解する。
授業計画と内容
毎回担当者を割り当て、会計基準や指定した論文・テキストの講読と議論を以下の順序で行います。(履修者の要望や基準設定の動向等により変更することがあります。)
また、履修者の希望があれば、修士論文作成に向けた研究発表等も行います。
1.ガイダンス
2.制度開示と自主的開示
3.フレームワーク・純利益・包括利益・リサイクリング
4.債権・有価証券
5.金融負債・デリバティブ
6.固定資産・逆基準性
7.リース会計
8.のれん
9.税効果会計
10.純資産
11.収益会計
12.連結・企業結合会計
13.財務諸表の様式
14.まとめ(財務会計研究の動向と方向性)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
会社法・金融商品取引法・法人税法など周辺領域に関する知識があると、内容を理解しやすくなります。必要に応じて授業中に説明しますが、各自でも学習してください。
報告回では該当するテキストの内容理解と報告資料の作成、報告回以外では事前のテキストの該当箇所の通読が必要です。報告回とそれ以外、もしくは各自の理解度によって予習・復習時間は変わりますが、1回の授業あたり平均して概ね4時間程度を目安とします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 毎回の出席を前提とし、報告内容(50%)および議論での発言(50%)により評価します。 報告内容:会計基準やテキスト等の内容を十分に理解したうえで内容をまとめる、もしくは理解できない部分であっても議論を通じて内容を理解できたかどうかにより評価します。 議論での発言:他の学生の報告回において、積極的に自分の疑問点の質問をして内容の理解に努める、もしくは議論をより発展させる発言があったかなどにより評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
PCによる財務諸表事例や会計基準の情報の入手などを行います。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト 初回に指示します。(履修者のレベルや要望に応じて設定します。)
参考文献 最新版の会計監査六法、IFRS基準集