シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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所得税法Ⅰ | 2024 | 前期 | 金3 | 商学研究科博士課程前期課程 | 山上 淳一 | ヤマカミ ジュンイチ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CG-TL5-203L
履修条件・関連科目等
特にありません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
所得税の「基礎編」として、所得税法の主要な論点を一通り取り上げて学修します。毎回、テキストをベースとした履修者による報告に沿って、授業を進めます。
また、所得税法の理解を助けるため、租税法の基礎概念や租税確定手続の分野についても学修対象とします。
科目目的
税務会計の専門職等として幅広く活躍できるよう、多角的な視点から所得(課)税の基礎理論を探求する。
到達目標
学説、判例等の研究を通じて所得(課)税を体系的に理解し、幅広い観点からの問題意識に根差して、修士論文の作成等に臨めるようになる。
授業計画と内容
以下を予定していますが、授業の進行等により変更があり得ます。
第1回 租税法の基礎、所得税法の概観
第2回 所得の概念の基本
第3回 課税単位の基本
第4回 所得分類の基本①(利子・配当所得)
第5回 所得分類の基本②(譲渡所得①)
第6回 所得分類の基本③(譲渡所得②)
第7回 所得分類の基本④(給与・退職所得等)
第8回 所得分類の基本⑤(事業所得等①)
第9回 所得分類の基本⑥(事業所得等②)
第10回 所得の年度帰属、収入金額・必要経費の基本
第11回 所得の人的帰属の基本
第12回 所得計算上の損失の扱いの基本、所得控除の基本
第13回 税額確定手続の基本①(納税者による税額確定・修正手続)
第14回 税額確定手続の基本②(納税者による税額確定・修正手続)、源泉徴収制度の基本
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業は履修者による報告をベースに進めます。報告作成のための学修が必須となります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 毎回の授業に向けた報告の準備、授業における議論への参加・貢献度等を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
1988年度から2021年度まで、主に国税庁及び財務省主税局等に在籍し、税制改正(相続税法、税理士法)、法令解釈通達の制定(税務調査手続)、訟務、税務調査、査察等に携わる。1998年から99年には、ハーバード大学ロースクール国際租税講座で米連邦所得税法、付加価値税等を学ぶ。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
税制・税務執行当局における実務で直面した租税回避・税務訴訟の実例等も紹介しながら、実務に即した論点・知識を提供します。
テキスト・参考文献等
テキスト:佐藤英明『スタンダード所得税法(第3版)』弘文堂、2022年
参考文献:金子宏『租税法(第24版)』弘文堂、2021年
中里実他編『租税判例百選(第7版)』有斐閣、2021年
金子宏他編著『ケースブック租税法』(最新版)、弘文堂