科目ナンバー

CG-AE5-401L

履修条件・関連科目等

特になし。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語（その他の言語）

授業の概要

生物多様性の経済（社会）との関わりについて基本を学ぶ。まず、生物多様性を取り巻く基本的事項について整理した後、生物多様性が経済とどのようにかかわっているのかを明らかにする。
具体的には、テキストで概要を学習し、具体例で理解を深める。受業の後半には、受講生は独自の課題をみつけて、プレゼンテーションを行う。
視覚教材も併用する授業回がある。本科目で生物多様性と経済の基礎を固め、生物多様性と経済活動IIの科目でより発展的な内容を扱う。そのため、継続した受講が望まれる。

科目目的

我々は、生物多様性などに代表される自然資本の枯渇をどう回避しながら、人口増加を支える社会を構築することが求められている。経済と環境保全は対立するものではなく、共存させるために、その価値を正しく評価し、社会活動とのバランスを考えることができるようになることを目的とする。

到達目標

以下の点を学習の到達目標とする。
１）生物多様性・生態系と経済の関わりを理解する
２）生物多様性・生態系の価値を評価する手法について知り、活用できるようになる
３）行政や企業での事業事例を学び、今後のビジネスや経済政策について建設的な提案ができる。

授業計画と内容

第１回　生物多様性の現状とその背景
第２回　資産管理・生物多様性と生態系サービス
第３回　自然の複雑性
第４回　資産の分類と評価
第５回　人新世におけるグローバル経済
第６回　持続可能でない経済開発
第７回　富裕層と貧困層、消費、人口
第８回　世界消費・世界人口ーインパクト不均衡等への取り組み
第９回　環境外部性・一方的外部性・相互的外部性
第１０回　行動バイアス・技術と制度
第１１回　相乗効果と不調和　
第１２回　生態系サービスへの支払い（PES)・コモン・プール資源
第１３回　課題に対する発表
第１４回　総括

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと／授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容（その他の内容等）

必ず、授業回の予習をし、取り扱う項目のポイントを理解した上で出席する。また、提示した課題に必ず取り組むこと。課題には時間がかかるものがあるので、早めに取り組むことが必要である。

授業時間外の学修に必要な時間数／週

・毎週１回の授業が半期（前期または後期）または通年で完結するもの。１週間あたり４時間の学修を基本とします。
・毎週２回の授業が半期（前期または後期）で完結するもの。１週間あたり８時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

成績評価の方法・基準（備考）

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法（その他の内容等）

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート／プレゼンテーション／実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容（その他の内容等）

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法（その他の内容等）

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

日本語版 生物多様性の経済学：ダスグプタ・レビュー要約版
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その他特記事項

参考URL