シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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証券論Ⅰ | 2024 | 前期 | 火1 | 商学研究科博士課程前期課程 | 奥山 英司 | オクヤマ エイジ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CG-FE5-511L
履修条件・関連科目等
この科目では、証券業の中でも近年注目されているファイナンシャルアドバイスについて学びます。証券(株式や債券)の知識や、証券投資(現代ポートフォリオ理論)の理解が前提になります。学部のファイナンス論や、証券投資論、金融市場論を履修しているか、それと同等の学修をしていることが求められます。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
担当者がテキストなどの担当部分を報告する形式で進めます。
科目目的
この科目では、ファイナンシャルアドバイスの分野について基本的な理解をすることが目的とします。テキストはアメリカの事例に基づいていますが、日本を含めそれ以外の事例についても理解を深めます。
到達目標
ファイナンシャルアドバイスの分野について、制度、法律、歴史的な経緯や、テキスト内の実証分析について学び、ファイナンシャルアドバイスの分野における現状と課題を理解することを目標とします。
授業計画と内容
第1回:イントロダクション この授業で学ぶこと
第2回~第14回:テキスト(The Market for Retirement Financial Advice)
テキストの輪読をします。
各章で取り扱う内容(各章のタイトル)は、以下のものとなります。
第2回:2.The Market For Financial Advisers
第3回:3.Explaining Risk to Clients
第4回:4.How financial Advisers and Defined Contribution Plan Providers Educate Clients and Participants about Social Security
第5回:5.How important is Asset Allocation to American's Financial Retirement Securities?
第6回:6.The Evolution of Workplace Advice
第7回:7.The Role of Guidance in the Annuity Decision-Making Process
第8回:8.Evaluationg the Impact of Financial Planners
第9回:9.Asking for Help: Survey and Experimental Evidence Financial Advice and Behavior Change
第10回:10.How to Make the Market for Financial Advice Work
第11回:11.Financila Advice: Is Make a Difference?
第12回:12.When, Why and How Do Mutual Fund Investors Use Financial Advices?
第13回:13.Harmonizing the Regulation of Financial Advisers
第14回:14.Regulationg Financial Planner: Assessing the Current System
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
事前の予習が重要になります。質問はメールや研究室で対応します。研究室訪問は,事前にメールで予約してください。
授授業ポイントを理解するための事前学習や復習、さらにテキスト時点からの変化や、アメリカの制度に対応する日本の制度など調べることが求められます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 学んだ内容について、レポートを作成します。テキスト内容だけではなく、日本の現状や、この分野の研究課題について理解することが求められます。 |
平常点 | 60 | テキストの報告を行い、その内容についてディスカッションします。ディスカッションが重要になりますから、積極的な発言が求められます。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席を前提とし、報告・ディスカッションの内容を総合的に判断します。また講義で扱った内容に関連するレポートを作成してもらいます。成績評価の比率は、平常点(報告や討論への取り組み)60%、レポート40%とします。
レポートについては、授業中に講評・解説をします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
Olivia S. Mitchell and Kent Smetters, The Market for Retirement Financial Advice, OUP Oxford, 2013
関連する論文(授業で指定します)
その他特記事項
本講義を履修する方は、必ず事前にe-mailで連絡を下さい。講義開始前に打ち合わせを行います。
(e-mail addressは、okuyama.056@g.chuo-u.ac.jpです。)