シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊講義(10)(韓国における社会と文化) | 2024 | 前期 | 火2 | 商学研究科博士課程前期課程 | 文 純實 | ムン スンシル | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CG-OM5-601L
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語/その他
授業で使用する言語(その他の言語)
朝鮮語/Korean
授業の概要
朝鮮半島と日本は前近代より、地理的な面からみてもわかるように隣国としてさまざまな交流がありました。朝鮮半島は東西南3方面が海に囲まれ、日本列島が島嶼地帯であることで、それは海を媒介として行われました。海の道は、渡海技術の発展で歴史的に中世以降はある程度安定的な航海の上に成り立ったが、それでも海流はつねに流動的で、固定的ではなく、そのために数々の変数も産んだと言えます。この講義では、朝鮮半島を中心にその周辺海域を通じた朝鮮王朝時代以降の交流史を扱う予定です。海を媒介とした交流には例えば、通信使などがすぐに思いつくでしょう。他に、日本列島の北は北海道、南な琉球まで漂流した民間人もいました。本講義ではそうした人々の記録などを中心に検討して行く予定です。検討方法は、最初に専門論文を講読し、必要に応じて史料の講読、受講生に関心テーマを設定してもらい、それに関する研究発表を行って、論文にまとめてもらう予定です。
科目目的
日本ではなく、朝鮮半島を中心に歴史をみることで、これまで学んできた「自国史」中心史観とは違う歴史像を描くことができることを目的としています。また講義中にティベートなどを通じて、自身の考えを他者に理解してもらえる説得力あるプレゼンテーション技術の向上、論文の質をためることを目指します。
到達目標
近世の朝鮮半島からみる交流史の学習を通じて、日本と朝鮮半島の歴史に対する深い理解と、またこれまで学習してきて身についている知識への再確認や省察ができる、学問探求の方法と知的好奇心を得られることを目標としています。
授業計画と内容
1 ガイダンス
2 東アジア海域交流史の研究史整理
3 日本における研究史整理
4 韓国における研究史整理
5 朝鮮王朝と明代海域交流史
6 朝鮮王朝と清代海域交流史
7 朝鮮王朝と琉球海域交流史
8 朝鮮王朝と日本海域交流史
9 朝鮮人と東南アジア海域交流史
10 漂流と刷還問題〜中国冊封体制下で北京経由の事例
11 漂流と刷還問題〜日本から対馬島経由の事例
12 受講生の発表①
13 受講生の発表②
14 総括討論
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・講義中、報告を担当した学生は、レジュメを事前に準備すること。
・講義の最後に行う研究報告は、講義第10回までにテーマを設定し、準備すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 各自が設定したテーマに関する、調査、考察、および学期末の個別プレゼンテーションで議論された点を反映してまとめたレポートの完成度を評価します。 |
平常点 | 20 | テキストの予習、授業への積極的な参加など授業態度、授業内で出された課題の達成度を評価します。 |
その他 | 30 | 学期末研究テーマーのプレゼンテーションについて、内容や発表資料やプレゼンテーションの方法、まとめの内容に対して、また他の受講生のプレゼンテーションに対するティベート内容を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
講義時間の3分の1以上の出席で評価対象となります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
「6 実習、フィールドワーク」は、必要に応じて行う。
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業で使用する文献に関しては、授業時間前までに提示します。また参考文献は授業中に随時紹介します。
その他特記事項
講義に関連して、資料の配布や連絡事項などmanabaまたはGoogle classroomを利用する予定です。
資料の配布および提出などで、Acrobad DCや Reader DC、 Adobe ScanまたはvFlat Scanなどを使用する予定ですが、具体的に何を使用するかは講義でお知らせします。