シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅰ(実証会計) | 2024 | 通年 | 木1 | 商学研究科博士課程前期課程 | 山口 朋泰 | ヤマグチ トモヤス | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CG-OM5-701L
履修条件・関連科目等
財務会計関連科目や計量経済学関連科目を履修済み,あるいは並行して履修することが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
実証会計に関する文献(前半は日本語の研究書,後半は英語の論文)を輪読する。具体的には,報告担当者は文献の内容を要約したレジュメを作成し,授業中に報告する。報告後は,質疑応答やディスカッションを行い,実証会計に対する理解を深める。最終的には,自身の興味に応じて修士論文のテーマを設定する。
科目目的
先行研究の輪読を通じて,修士論文の執筆に必要な前提となる知識(論文構成,仮説展開,分析手法,結果解釈の仕方など)を得ること。
到達目標
実証会計分野の英文ジャーナルを読めるようになること。
実証分析を行うために必要な統計学や計量経済学に関する基礎的な知識を得ること。
修士論文のテーマを設定すること。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス:自己紹介、授業の進め方、報告順番の決定
第2回 目的と背景
第3回 先行研究の整理(1):実体的裁量行動の実施状況
第4回 先行研究の整理(2):実体的裁量行動の経済的帰結
第5回 先行研究の整理(3):実体的裁量行動の要因
第6回 先行研究の整理(4):実体的裁量行動と会計的裁量行動の関係
第7回 利益ベンチマーク達成と実体的裁量行動
第8回 連続増益の達成と実体的裁量行動
第9回 実体的裁量行動が将来業績に与える影響
第10回 経営者予想利益の達成に対する株式市場の評価と実体的裁量行動
第11回 実体的裁量行動の要因分析
第12回 経営者交代と実体的裁量行動
第13回 証券発行と実体的裁量行動
第14回 結論と課題
第15回 輪読する英語論文の検討・決定
第16回 英語論文の輪読(1)
第17回 英語論文の輪読(2)
第18回 英語論文の輪読(3)
第19回 英語論文の輪読(4)
第20回 英語論文の輪読(5)
第21回 英語論文の輪読(6)
第22回 英語論文の輪読(7)
第23回 英語論文の輪読(8)
第24回 英語論文の輪読(9)
第25回 修士論文のテーマ設定
第26回 修士論文の仮説設定
第27回 修士論文のモデル設定
第28回 修士論文の執筆計画
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 報告資料の内容 |
平常点 | 50 | 質疑応答・ディスカッションへの参加度と内容 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
前半のテキストは以下の通り。
山口朋泰(2021)『日本企業の利益マネジメント-実体的裁量行動の実証分析』(中央経済社)
後半は受講生と相談の上,各自の研究テーマと近い内容の英語論文を輪読する。
その他特記事項
ソフトウェアの利用なし。