シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国語科教育研究A | 2024 | 前期 | 月4 | 文学研究科博士課程前期課程 | 野中 潤 | ノナカ ジュン | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-JN5-101L
履修条件・関連科目等
国語科教育に関する専門的な知識や高度な技能の習得に意欲的に取り組めること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
中学校や高等学校での授業実践例を通して国語科教育の課題と可能性を考えます。また、さまざまな演習を通じて国語科教育を実践するための実践的なスキルを学びます。さらに、中学生や高校生の生徒を想定した国語科の授業を計画し、実施します。
科目目的
国文学に関する専門的な知識や技能を生かして中等教育において国語科敎育を実践するためには、学習指導要領に示された新しい学力観に基づく授業づくりにおいて何が求められているのか、たとえば、情報機器の活用法や学習評価のあり方、カリキュラム・マネジメントの視点などを理解する必要があります。
また、高等学校の科目編成が改められ、現代の国語や言語文化などの新しい科目が作られたことの意味を理解するとともに、主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善に取り組むことが求められています。
こうしたことを達成するために、学習指導要領の目標や内容,「内容のまとまりごとの評価規準」の考え方等を踏まえて国語科敎育の理論と実践法を習得することを目指します。
到達目標
学習指導要領に示された資質・能力を踏まえ、中等教育課程における国語科教育に関する知識や技能をいかに活用し実践するのかを主体的に探究することができるようになることを目指します。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス(学校と社会のギャップにいかに向き合うか)
第2回 新しい学習指導要領の改訂のポイント
第3回 主体的・対話的で深い学びの視点①:読解と協働(読むこと)
第4回 主体的・対話的で深い学びの視点②:プレゼンテーション(話すこと・聞くこと)
第5回 主体的・対話的で深い学びの視点③:共同編集(書くこと)
第6回 主体的・対話的で深い学びの視点④:文学の探求(伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項)
第7回 教育ICTによる授業実践①:教育ICTを活用した「話すこと」の授業
第8回 教育ICTによる授業実践②:教育ICTを活用した「読むこと」の授業
第9回 教育ICTによる授業実践③:教育ICTを活用した「話すこと・聞くこと」の授業
第10回 教育ICTによる授業実践④:教育ICTを活用した「つくること」の授業
第11回 教育ICTによる授業実践⑤:教育ICTを活用した「深めること」の授業
第12回 教育支援ソフトの活用①:Canva for Educationの基本
第13回 教育支援ソフトの活用②:Canva for Educationの応用
第14回 まとめ:次の世代の国語科教育を考える
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時の指示に従って、pdfファイルや動画などで提示される資料に目を通したり、課題提出を行なったりすること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 60 | Google Classroomのスコア |
その他 | 40 | スライドやサイトなどの成果物 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
G Suite for Education
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Zoom、ロイロノート・スクール
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
中等教育の専任教員(国語科教諭)として28年間勤務した。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
話術、板書法、指導案作成法、教材研究、授業デザイン、学習支援の手立てなど、国語科の授業において活用しうるすべてのスキルにおいて関連性がある。
テキスト・参考文献等
レジュメ等配布予定。必要に応じて参考文献を配布します。
その他特記事項
受講生の人数によっては、授業計画を変更することがあります。