シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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教育行政学特講 | 2024 | 前期 | 月3 | 文学研究科博士課程前期課程 | 池田 賢市 | イケダ ケンイチ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-ED5-107L
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
日本の公教育制度・行政について、「機会均等」や「中立性」といった観点から検討し、その現状と課題、今後の改革のあり方を受講生どうしの議論を交えながら考えていく。なお、基礎的な法規や答申等、また外国での教育政策等も参照していく。
科目目的
歴史的に教育行政がどのような役割を担ってきたのかを理解し、現在の教育課題を批判検討できるような視点を獲得することを目的とする。
到達目標
現在の教育政策を、制度的・行政的観点から分析し、その問題点等を指摘できるようになることを目標とする。
授業計画と内容
1 受講生による日本の教育課題についての討論ーイントロダクション
2 日本国憲法および国際条約における教育条項について
3 教育基本法の内容について
4 教育制度の義務・無償・中立について
5 教育「機会均等」をめぐる議論の整理
6 外国人労働者問題と公教育の課題
7 日本における外国籍児童生徒の教育課題
8 宗教の自由と公教育との関係について
9 移民問題をめぐる国際的な動向
10 インクルーシブな教育環境のための教育行政の課題
11 受講生による教育改革案の提示と討論
12 現在の教育政策の動向について
13 教科書内容(人権課題に着目して)の分析
14 公教育の機会均等・中立性・目的設定についての討論(全体のまとめとして)
※なお、現実の教育政策論議などの動きによっては、順番を入れ替えたり、新聞等での報道を追加することもある。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
指定した資料を事前に読み、内容を理解しておくことと同時に、国内外の教育改革状況に関して、マスコミ等の報道に着目し、その内容を整理しておくこと。この報道内容等については、随時、授業中に報告してもらう予定。また、授業中に示した課題について、授業終了後に答えてもらうこともある。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 授業後に提出してもらう課題への解答内容および期末に提出してもらうレポートの内容。 |
平常点 | 60 | 出席状況と議論への参加の積極性、授業中の報告内容。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考図書として『学びの本質を解きほぐす』(池田賢市、新泉社、2021年)。その他、必要に応じ随時授業時間中に参考文献等を指示する。