シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
臨床心理面接特論Ⅱ | 2024 | 後期 | 月2 | 文学研究科博士課程前期課程 | 中村 菜々子 | ナカムラ ナナコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-CY5-110L
履修条件・関連科目等
臨床心理学コースの学生のみ履修可能です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
認知行動療法と総称される心理療法の理論と実際について学びます。
科目目的
授業では認知行動療法の歴史,代表的な理論,具体的な技法について,講義,事例報告の検討,ビデオ視聴,ロールプレイや模擬面接などを通して具体的・体験的に理解することを目的とします。
到達目標
以下2点を目標とします。
1)行動療法・認知行動療法の事例研究で使用されている用語,適用されている概念,および技法を理解することができる
2)クライエントの困りごとについて,行動療法・認知行動療法の着眼点から整理することができる
授業計画と内容
第01回 授業オリエンテーション,認知行動療法の歴史
第02回 認知や行動を「具体的に聴く」技法
第03回 行動にアプローチする方法の基礎
第04回 行動に注目したケース・フォーミュレーションと介入の実際
第05回 気分・感情にアプローチする方法の基礎
第06回 恐怖や不安のアセスメントと介入の実際(系統的脱感作法)
第07回 恐怖や不安のアセスメントと介入の実際(暴露反応妨害法)
第08回 認知にアプローチする方法の基礎
第09回 認知に注目したケース・フォーミュレーションと介入の実際
第10回 うつ病の認知行動療法(事例検討)
第11回 うつ病の認知行動療法(ビデオ視聴)
第12回 不安症の認知行動療法(事例検討)
第13回 不安症の認知行動療法(ビデオ視聴)
第14回 授業のまとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各回の授業は復習し,わからない点は次回授業の前に質問してください。
授業の最後に課題(ホームワーク、関連資料のまとめなど)を提示することがありますので必ず取り組んでください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | 1)各自の発表と授業中に指示したホームワークを全て行なうこと 2)授業中のディスカッションで発言すること 3)1および2への取り組みの程度とその内容 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
臨床心理士・公認心理師として、病院、クリニック、就労支援施設、大学附属相談室等で臨床業務に携わってきました。現在も医療領域で臨床業務を行っています。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
精神科で担当している認知行動療法の実践経験を生かした授業内容を展開する予定です。
テキスト・参考文献等
<テキスト>鈴木伸一・神村栄一著『実践家のための認知行動療法テクニックガイド: 行動変容と認知変容のためのキーポイント』北大路書房, 2005年
担当教員が作成した資料も配布します。参考文献は適宜指定します。
その他特記事項
受講者の人数に合わせて,発表回数や発表内容を変更する可能性があります。
授業の各回には,受講生によるディスカッション、発表、ロールプレイが含まれます。