シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国語史研究B | 2024 | 後期 | 水4 | 文学研究科博士課程前期課程 | 池田 幸恵 | イケダ ユキエ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-JA5-104L
履修条件・関連科目等
特になし。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では、受講者が選んだ文法事項について、まず考え方やその背景、他の文法学説での捉え方や現代語と古典語との異同等を調査・考察します。ついで、高等学校の生徒達がどのような点でつまずくのか、どのような授業を展開すれば生徒の興味関心を刺激し文法理解につながるのかという点について議論し、現在の教育現場で求められているアクティブラーニング型・探究型授業のアイディアを皆で出し合い、実践してみたいと思います。
科目目的
高等学校の教科書に掲載されている古典語(文語)の仕組みについての考え方を十分理解するとともに、古典語から現代語への変遷を意識することや他の文法学説等を参照することにより、表面的な文法理解にとどまらず、その背景にある考え方をふまえた文法教育を行う力を身につけることを目指します。
到達目標
・古典語(文語)の仕組みについての考え方を十分に理解し説明できる。
・自分の担当した文法事項について、学校文法以外の文法学説についても理解する。
・自分の担当した文法事項について、古典語から現代語への変遷を理解し説明できる。
授業計画と内容
第1回 高等学校における文法教育の意義――文科省の「学習指導要領」を読みディスカッション
第2回 高等学校の国語教科書掲載の文法事項を検討する――発表担当事項の選択
第3回 動詞の活用―古典語
第4回 動詞の活用―江戸時代の文法学説
第5回 動詞の活用―明治以降の文法学説
第6回 形容詞
第7回 形容動詞
第8回 助動詞とは何か
第9回 平安時代の助動詞
第10回 室町・江戸時代の助動詞
第11回 助詞の種類と用法
第12回 敬語について考える
第13回 古典の敬語
第14回 現代語の敬語
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
発表者以外の受講者は、あらかじめ自分でも各回で扱われる文法事項について十分予習し、さまざまな角度からの疑問点を見つけて、それを事前にmanabaの掲示板に書き込んでください。また、自分であれば、それぞれの文法事項にどのような問題点を見出し、それをどのように理解すれば良いのかについて、簡略なレポートを出すことも課します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 発表内容40%、発表資料や課題への取り組みの充実度30%、議論への参加状況30% |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
レジュメ等を配布予定。必要に応じて参考文献を配布する。
その他特記事項
古典語文法について広く学び、知識を深めることを目指す方を歓迎します。