科目ナンバー

LG-EX6-133L

履修条件・関連科目等

言語理論（特に統語論）を枠組みとした第一・第二言語習得に関する理論的・実証的研究に関する基礎的知識があることが望ましい。

授業で使用する言語

日本語／英語

授業で使用する言語（その他の言語）

授業の概要

先行研究の精読を基にして、今後の研究の可能性について検討していきます。さらに最新の研究を演習形式で読み進めながら、自らの研究テーマを見いだし、実験を立案する力を修養します。

科目目的

生成文法を枠組みとした第二言語習得に関して、先行研究を基にこれまでの研究成果を概観するとともに、今後の研究の可能性を探ります。また、実証的な言語習得研究の方法論を修得します。

到達目標

生成文法を枠組みとした第二言語習得に関して、これまでの研究成果を理解し問題点も把握した上で、自らの設定した研究テーマに応用することを目的とします。

授業計画と内容

（前期）
第１回　ガイダンス（言語習得研究について）
第２回　第一言語習得のメカニズム
第３回　普遍文法の原理と第二言語習得
第４回　第二言語の文法発達
第５回　第二言語習得の初期段階
第６回　中間言語の特徴
第７回　第二言語習得におけるインプット
第８回　第二言語習得における教授の効果
第９回　第二言語の形態と統語の習得
第10回　第二言語の意味の習得
第11回　テーマの選定、問題点の位置づけ、調査方法について
第12回　調査文の作成と調査方法の選定
第13回　研究発表
第14回　研究発表の講評と改善点

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと／授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容（その他の内容等）

学術誌への投稿を視野に入れた論文作成についての指導も、授業内外で随時行います。

授業時間外の学修に必要な時間数／週

・毎週１回の授業が半期（前期または後期）または通年で完結するもの。１週間あたり４時間の学修を基本とします。
・毎週２回の授業が半期（前期または後期）で完結するもの。１週間あたり８時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

成績評価の方法・基準（備考）

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法（その他の内容等）

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート／グループワーク／プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容（その他の内容等）

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法（その他の内容等）

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

テキスト: 授業中に指示します。

参考文献:
Ionin, Montrul and Slabakova (eds.) 2024. The Routledge Handbook of Second Language Acquisition, Morphosyntax, and Semantics. Routledge. ISBN: 978-1032535005.
Hawkins, R. 2019. How Second Languages are Learned: An Introduction. Cambridge University Press. ISBN: 978-1-108-46843-5.
Mackey, A. and Gass, S. 2021. Second Language Research: Methodology and Design. Routledge. ISBN: 978-1-032-03663-2
Nicoladis, E. and Montanari, S. 2018. Bilingualism Across the Lifespan. De Gruyter Mouton. ISBN: 978-3-11-061046-8
Slabakova, R.. 2016. Second Language Acquisition. Oxford University Press. ISBN: 978-0199687275
White, L. 2003. Second Language Acquisition and Universal Grammar. Cambridge University Press. ISBN: 978-0521796477

その他、授業中に随時指示します。

その他特記事項

参考URL