シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習(総合政策セミナー)Ⅰ(1) | 2024 | 前期 | 火5 | 総合政策研究科博士課程前期課程 | 彭 浩 | ホウ コウ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PG-IF5-701L
履修条件・関連科目等
総合政策セミナーⅠにおいて、体系的に中国と日本の文化・文学について勉強します。(1)において、中国思想、文化、美学、文学に関する書籍を読んでいただき、ディスカッションすることによって、理解を深めていただきます。この科目を受講開始までに、関連分野の勉強をしていただきたい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
テーマは日中文化の比較ですが、具体的には、中国の思想、美学について日中の書籍と資料を読みながら、中国文化の歴史と特徴を把握して理解していただきたいです。
科目目的
修士論文の作成の準備段階として、まず体系的に中国の思想・文化・美学・文学について勉強していただきます。同時に、比較文化の視点から中国文化を考えていただき、特に日本との共通点と相違点を踏まえながら、中国文化を把握・分析する視点と能力を養いたいです。
到達目標
比較文化の視点から中国文化と日本文化に関する書籍を読み、日中文化の共通点と相違点を踏まえて、履修者各自の研究課題に沿って資料を集めて読み込んだ上、問題を見つけて分析する能力を養いていただきたい。また比較文化と政策と文化の融合の視点から自分なりの研究結果をまとめていただくことを目標とする。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス授業 中国文化を考える視点と方法論について説明します。
第2回 林語堂 『中国=文化と思想』 第1章 中国人
第3回 同書 第2章 中国人の性格
第4回 同書 第3章 中国人の精神
第5回 同書 第4章 人生の理想
第6回 同書 第7章 文学生活
第7回 同書 第8章 芸術生活
第8回 同書 第9章 生活の芸術
第9回 森三樹三郎 『六朝士大夫の精神』Ⅱ魏晋時代における人間の発見
第一章 絶対主義とヒューマニズム
第10回 同書 第二章 正始と元康――老荘思想と人間解放
第11回 同書 第三章 清談と名理・文学と自然・芸術・文人
第12回 同書 第四章 仏教の受容
第13回 同書 第五章 魏晋的人間の限界
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回必ず指定された内容の予習と復習をしなければなりません。また、各自で関連の資料や書籍を調べて読んでいただきたいです。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 授業の内容と関連するテーマを選んで5000字のレポートを書いていただきます。独自の視点と論点を重視します。 |
平常点 | 50 | 毎回発表した内容、レジュメとプレゼンテーションを総合的に判断します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:
林語堂 『中国 文化と思想』講談社学術文庫 2000年2月
森三樹三郎『六朝士大夫の精神』同朋舎 1986年10月