シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本古代史演習ⅢB | 2024 | 後期 | 金5 | 文学研究科博士課程前期課程 | 榎本 淳一 | エノモト ジュンイチ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-JH5-126S
履修条件・関連科目等
なし。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
前期のAに引き続き『令集解』の講読を行い、法と支配、社会との関連ついて検討を加える。履修者には、順番に担当箇所の史料解読と関連する問題について発表してもらう。その後、質疑応答を行い、誤りの修正と理解の深化を図りたい。
科目目的
修士論文を執筆できるだけの、研究能力の養成を目的とする。特に古代史研究における基本史料である律令に習熟することを目指す。
到達目標
以下の4項目を到達目標とする。
1.古代の史書を正しく読解できる。
2.関連する先行研究を蒐集し、適切に整理できる。
3.疑問点を見つけ出し、その問題の在処・原因を明らかにできる。
4.自分の考え・意見を分かりやすくまとめ、他人に伝えることができる。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス(文献解題、参考書の紹介など)
第2回 史料講読・発表・質疑応答(弾例と令)
第3回 史料講読・発表・質疑応答(儀式書と令)
第4回 史料講読・発表・質疑応答(類聚三代格と令)
第5回 史料講読・発表・質疑応答(別聚符宣抄と令)
第6回 史料講読・発表・質疑応答(続左丞抄と令)
第7回 史料講読・発表・質疑応答(新抄格勅符抄と令)
第8回 史料講読・発表・質疑応答(類聚符宣抄と令)
第9回 史料講読・発表・質疑応答(法曹類林と令)
第10回 史料講読・発表・質疑応答(政事要略と令)
第11回 史料講読・発表・質疑応答(明法条々勘録と令)
第12回 史料講読・発表・質疑応答(裁判至要抄と令)
第13回 史料講読・発表・質疑応答(法曹至要抄と令)
第14回 まとめ(古代法から中世法へ)
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
担当箇所の予習、発表用レジュメの作成。
発表担当者12時間、その他参加者1時間。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 60 | 受講者には、担当箇所を順番にレジュメを作成して発表してもらう。その内容の充実度、レジュメの完成度、プレゼンの技量などによって評価する。 |
期末試験(到達度確認) | 40 | 単なる出席点ではなく、受講態度や質疑・議論など主体的な授業参加姿勢によって評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは、『新訂増補国史大系 令集解』(吉川弘文館)を使用します。
参考文献は、授業の際に、適宜紹介します。