シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本政治史演習ⅡA | 2024 | 前期 | 月5 | 文学研究科博士課程前期課程 | 藤實 久美子 | フジザネ クミコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-JH5-121S
履修条件・関連科目等
活字の近世史料を読むことができる。関連科目は「日本近世史演習」。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
研究論文輪読、史料読解、研究発表
科目目的
研究史を理解し、史料を読解・分析するという基本を身に付ける。すなわち、自立して日本近世史研究を行うことができるようになることを目的とする。
到達目標
第一に、論文を、著者の論理展開を軸に、正確に読むことができるようにする。第二に、史料を人的関係と空間のなかで正確に読むことができるようにする。文書の書き手の認識と事実との距離を自覚しつつ、事実に接近していく方法を獲得する。この過程で、くずし字を読めるようにする。
授業計画と内容
1. オリエンテーション(授業の内容と方法、発表分担)
2. 受講者による研究発表①(卒業論文の内容紹介)
3.論文購読 藤田覚「近世幕政文書の史料学的考察」「近世幕政文書の史料的考察―付札・書取・承付を中心に」(同著『近世史料論の世界』 校倉書房, 2012年)
4. 論文購読 渡辺浩一「安政期連続複合災害下の江戸と天下祭」(『国史談話会雑誌』63、2022年)
5.史料購読―「市中取締続類集112 山王祭礼之部」(旧幕府引継文書、国会図書館寄託):安政3年2月27日 地震類焼難渋につき附祭年番御免願につき伺
6. 史料購読:安政3年4月26日 山王祭礼ニ付名主取調心得方之儀舘市右衛門伺調
7. 史料購読:安政3年4月16日 名主共取調心得方ニ付覚書可相渡分
8. 史料購読:安政3年6月 祭礼掛名前申上候書付
9. 史料購読:安政3年5月22日 山王祭礼調
10.史料購読:辰5月 山王祭礼附祭町々休年願出候儀申上候書付
11.史料購読:辰5月 山王祭礼之節雇上候太神楽こま廻等之儀ニ付相伺候書付
12.史料購読:辰5月 山王御祭礼番付帳之儀奉伺候書付
13.史料購読:辰4月 山王御祭礼之節太神楽幷こま廻し之義奉伺候書付
14.受講者による研究発表②(夏休みの課題確認)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
担当部分の史料読解準備、担当した論文の要約作成、研究発表準備
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 各受講者は複数回発表することになるので、その発表レジュメをレポートとみなし、発表の質疑応答も含めて採点する。これが70%。 また、発表者でない時に他者の発表への質問内容も採点の対象となる。これが30%。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
その都度画像を配信する。
その他特記事項
なし