シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本政治史演習ⅡB | 2024 | 後期 | 月5 | 文学研究科博士課程前期課程 | 藤實 久美子 | フジザネ クミコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-JH5-122S
履修条件・関連科目等
くずし字の近世史料を読むことができる。関連科目は「日本近世史演習」。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
研究論文輪読、史料読解、研究発表
科目目的
くずし字を読めるようになったことを前提に、近世史研究の方法を身に付ける。
到達目標
史料購読では、大地震・巨大台風・感染症のために不況に陥った江戸社会が、将軍との関係を祭礼を通じて維持していくことと、災害復旧の進度との関係のなかで、祭礼の復旧を模索する姿を理解する。この過程で、近世史研究の方法を理解し、修士論文に向けての準備を進める。
授業計画と内容
1. 受講者による研究発表①(過去の例「江戸における鳴物停止令」)
2. 史料講読:「市中取締続類集」128 山王・神田両祭礼之部。子3月21日 山王祭礼取扱名主之儀申上候書付
3. 史料講読:午3月20日 当午年山王祭礼之儀ニ付御内慮奉伺候書付
4. 史料講読:巳9月 御三郷方其外御物見前出し印相廻候儀申上候書付
5. 史料講読:巳9月 神田明神祭礼之儀ニ付奉伺候書付
6.史料購読:安政4年8月 衣類之儀ニ付御請印
7. 史料購読:「市中取締続類集」125。安政5年 御曲輪内附祭巡行古復之儀ニ付御内慮伺候書付
8. 史料購読:右ニ付取計向再度申上相成被聞置候事
9. 史料購読:附祭之儀衣装其外廉々町年寄伺之事
10.史料購読:太神楽・こま廻し差出候儀ニ付伺之事
11.史料購読:祭礼出し印亦御住居其外ニ相廻候有無之儀御年寄伺之事
12.史料購読:田安御門内江罷出候名主等之儀町年寄伺、幷繰出し其外行届候付□置候事
13.受講者による研究発表②(過去の例「関東地方における鳴物停止令」)
14.受講者による研究発表③(過去の例「仙台藩における大肝煎の由緒」)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
担当部分の史料読解準備、担当した論文の要約作成、研究発表準備
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 各受講者は複数回発表することになるので、その発表レジュメをレポートとみなし、発表の質疑応答も含めて採点する。これが70%。 また、発表者でない時に他者の発表への質問内容も採点の対象となる。これが30%。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
その都度コピーを配布する。