シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本考古学演習B | 2024 | 後期 | 月4 | 文学研究科博士課程前期課程 | 小林 謙一 | コバヤシ ケンイチ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-AR5-102S
履修条件・関連科目等
前期は、日本考古学Aを履修することが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
考古学的方法論について、縄紋時代の土器研究、集落研究を中心に、論文講読など演習を行う。 参加者各自の興味関心にあわせ、テーマを決めて論文講読および研究発表を行っていく。受講生の興味関心によって縄紋時代や土器研究・集落研究以外のテーマについても積極的に取り上げていく。
科目目的
修士論文の作成に向かって、内容を深めていくものとする。これから修士論文の方向性を定めていく者には、そのために参考となるよう多面的な興味関心を呼び起こしていく。
到達目標
日本考古学の方法論、学史について学習し、歴史研究に際して考古学的な見方ができるようになること。考古学研究に関する具体的なテーマを自ら定め、追求していくことができるようになること。
授業計画と内容
後期は、参加者各自の修士論文構想により、時代や対象を広げ、テキストを選定して講読していく。または各自の修論構想発表とそれに関連した討議を行う。例えば、集落論・文化論・土器論、縄紋・弥生年代論、墓制、環境変動、流通と交易、廃棄論、GISを含む分布論、近世考古学、認知考古学、時代区分等をテーマとする。
第1回 :考古学論考読解演習ガイダンス
第2回 :文献読解演習説明
第3回 :修士論文題目発表
第4回 :修士論文構想発表
第5回 :縄紋集落研究論文読解
第6回 :縄文文化に関する討論
第7回 :集落論研究
第8回 :土器型式論研究
第9回 :修論第2回構想発表
第10回 :修論分析
第11回 :修論内容討論
第12回 :修論分析討論
第13回 :補足発表
第14回 :修論に関するゼミナール/講評
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
夏休みの9月に山梨県北杜市で発掘をおこなうので、可能な場合は参加すること。ほかにも10・11月や3月に発掘調査や資料調査をおこなう可能性がある(未定)。また、中央大学にて随時おこなう整理作業への参加・見学、その他不定期に遺跡見学、博物館見学を行うことがあるので、可能な範囲で参加されたい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | 発表内容、レジメなど。 |
成績評価の方法・基準(備考)
修士論文作成に向けての準備が整い、論文を構築する能力を身につけたかどうかを授業への取り組み態度・発表内容・討論などの平常点100%で総合評価する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考図書 小林謙一『縄紋社会研究の新視点―炭素14年代測定の利用―』六一書房(2004年版・2008年増補改訂版・2012年普及版どれでも可)
その他特記事項
研究発表に際してはレジメを用意すること。8月後半-9月に発掘、11-12月の週末に調査旅行、2-3月に発掘調査、考古学調査旅行、研究会を行うことがある。