シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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中央ユーラシア史特講A | 2024 | 前期 | 水1 | 文学研究科博士課程前期課程 | 新免 康 | シンメン ヤスシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-OH5-117L
履修条件・関連科目等
前近代から近代にかけての中央ユーラシア、とくに中央アジアの歴史に関する基礎的知識を有すること。アラビア文字の読み書きに通じていることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
中央ユーラシアの中で中央アジア史をとりあげ、とくに近代以降の各民族語が形成される以前に、広義の中央アジア地域の全域(旧ソ連領中央アジア+中国新疆)において共通語的な書写語として用いられた中央アジア・テュルク語(いわゆるチャガタイ・テュルク語)について、その文法の基礎的な枠組みと言語としての特徴を紹介します。その際、おもにJ. Eckman, Chagatay Manualの内容に沿いつつ、発音、品詞、動詞の活用、構文といった文法の各項目について、他のテュルク系言語(とくに現代ウイグル語、現代ウズベク語など)との比較の視点も交えながら、具体的な説明を加えていきます。基礎的な文法事項の説明にあわせて、簡単な文章を読む力を養うことができるように解説を行います。
科目目的
中央アジア・テュルク語(チャガタイ語)は、中央アジア史の研究を行うために必須の材料となる史料の主要な言語である。その言語の特徴、文法についての基礎的な知識を得るための作業を積み重ねていきます。その上で、当該言語で書かれた簡単な文章を読んでいくための準備を行うとともに、具体的に取り組んでいきます。
到達目標
中央アジア、とくにその東側の地域のイスラーム化以後の歴史的展開の中でとくに重要な時期に関する具体的な学術的知見を基礎としつつ、当該地域の社会・文化の変容に関する検討を行うために必須の材料となる史料の言語である中央アジア・テュルク語の特徴に関する基礎知識を習得することを目標とします。その上で、当該言語で書かれた簡単な文章の意味を理解できる能力を身につけます。
授業計画と内容
第1回 中央アジア史上における文字文化と言語
第2回 中央アジア・テュルク語の初歩
第3回 中央アジア・テュルク語の文字と発音(母音、子音)
第4回 中央アジア・テュルク語の名詞
第5回 中央アジア・テュルク語の代名詞・数詞
第6回 中央アジア・テュルク語の形容詞
第7回 中央アジア・テュルク語の副詞・後置詞
第8回 中央アジア・テュルク語の動詞
第9回 中央アジア・テュルク語の動詞の活用
第10回 中央アジア・テュルク語の現在形・過去形
第11回 中央アジア・テュルク語の連体形など
第12回 中央アジア・テュルク語の連用形など
第13回 中央アジア・テュルク語の条件法など
第14回 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業参加への積極度、毎回の課題の提出状況、について評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
主要な参考文献の該当部分を第1回に配布します。その他の史料・文献については随時配布します。
その他特記事項
なし。