シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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中央ユーラシア史演習B | 2024 | 後期 | 水2 | 文学研究科博士課程前期課程 | 新免 康 | シンメン ヤスシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-OH5-120L
履修条件・関連科目等
中央ユーラシア、とくに中央アジアの歴史に関する基礎的知識を有すること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
中国領中央アジアにおいて現地のテュルク語で著された代表的な歴史書の一つの英語訳を講読していきます。テキストとしては、19世紀後半の当該地域の歴史的状況を叙述したMulla Musa Sayrami, Tarikh-i HamidiのEric Schluesslによる英語訳を用いる予定です。講読に際しては、随時、もとのテュルク語のテキストを確認するとともに、関連文献も参照して歴史的経緯における各段階に対する理解を深めます。扱う部分としては、各オアシス地域の特徴と代表的な聖者廟について述べられた終章(Khatima)において重要と思われる部分を抜粋しつつ扱います。各部分の講読に入る前に、順次教員による解説を加えます。履修者は、各担当箇所について、訳文・注を示した配布資料を準備すること。
科目目的
中央アジア、とくに中国領中央アジアの歴史に関わる、代表的な英語の研究文献をとりあげ、論述内容を厳密に読み進めます。また、他の先行研究との比較対照、関連する史料の検討を通して、当該地域の歴史展開の具体的な様相と、その中における人々の活動の実相に関する考察を深めていきます。
到達目標
中央アジア、とくに中国領中央アジアの歴史に関わる、代表的な英語の研究文献をとりあげ、論述内容を厳密に読んで理解するとともに、それを自らの研究にいかに活用としていくのか、その視点と方法に習熟することを基本的な目標とします。また、そのことを通して、当該地域の歴史展開の具体的な様相と、その中における人々の活動の実相について検討していくための方法や技量を習得することを目指します。
授業計画と内容
第1回 中国領中央アジア史の研究動向に関する解説
第2回 当該地域のイスラーム聖者廟の特徴と歴史に関する解説
第3回 カシュガルの特徴
第4回 カシュガルの聖者廟
第5回 ヤルカンドの特徴
第6回 ヤルカンドの聖者廟
第7回 ヤルカンドの聖者廟についての解説
第8回 アクスの特徴
第9回 アクスの聖者廟
第10回 トルファンの特徴
第11回 トルファンの聖者廟
第12回 「七人の眠り人」の廟
第13回 上記講読部分に示された歴史的状況に関する検討
第14回 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 担当箇所の発表のでき具合、質疑応答・議論への参加への積極度、毎回の課題の提出状況、について評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストについては、第1回の授業の際に配布します。その他の資料について随時配布します。
その他特記事項
なし。