シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会学プロジェクト演習(グローバル)ⅠA | 2024 | 前期 | 木5 | 文学研究科博士課程前期課程 | 天田 城介 | アマダ ジョウスケ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-SC5-107S
履修条件・関連科目等
本演習は、Global (G), Visionary (V), Clinical (C)の三領域すべてにおいて開講される演習の一つです。博士前期課程(修士)1年次生は、本演習の1年間の履修を通して、2年次初頭に指導教授を決定し、その指導教授のもとで修士論文の執筆を行います。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
Global (G), Visionary (V), Clinical (C)のいずれの領域の演習でも、同じ形式で授業を進めます。履修者各自が進めている研究を毎週1つか2つ取り上げ、それぞれの研究の進捗状況報告を行います。その後に、各週で定められた検討視点(下記、「授業計画と内容」を参照のこと)をもとに、問題点は何か、どのような改善方法があるか、また今後どのような方向に研究を進めていけばよいかについて、クラス全体で議論をおこないます。その後、議論で得られた示唆をもとにさらに研究を進め、次回の報告に備えます。Global領域の演習では、巨視的に社会を捉えようと試みる研究、たとえば他の国家で起きる現象、複数の国家社会やグローバルな世界で生起する社会現象の研究を主に扱います。Visionary領域の演習では、時間軸で社会を捉えようと試みる研究、たとえば、現在の社会や社会問題についてそれ以前に起こった出来事とのあいだの関連を論じる研究や、それをもとに今後の社会の姿についての見通しを論じる研究を主に扱います。Clinical領域の演習では、微視的に社会を捉えようとする研究、たとえば、当該の社会や社会問題について、それを構成する要素や生成プロセスを微細に捉え、論じる研究を主に扱います。学期末には、本演習での議論をもとに各自が研究論文を執筆し、ターム・ペーパーとして提出します。
科目目的
各自の研究プロジェクトを演習内で定期的に共有することで,発信力と論理構築力を鍛えるだけでなく,他の院生の様々な報告を聞き,ディスカッションに参加し知的教養を身につけ,各自の領域で発揮できる社会学の実践力を習得することを目的としています。
到達目標
「授業計画と内容」に示すように、毎週の授業での検討視点は少しずつ異なりますが、履修者各自の研究に対して得られた示唆やフィードバックをもとに、毎回、研究や論文の内容について改善を行い論理構築力と発信力をみにつけ、最終的には、質の高い投稿論文や修士論文の執筆作成を期限内におこなう実践力と知的教養を身につけることが本授業の目標です。
授業計画と内容
1. オリエンテーションとイントロダクション
2. 演習:研究するということ 研究の基本と心得
3. 演習:研究テーマの発見
4. 演習:研究テーマから問いへ
5. 演習:問いの設定 — 問いの重要性と意義
6. 演習:先行研究の探し方・集め方
7. 演習:先行研究を読み進める
8. 演習:先行研究をまとめる。先行研究の問題点を探す。
9. 演習:研究観察対象の設定
10. 演習:研究方法の案出・選択
11. 演習:補完的研究方法の案出・選択(仮設設定)
12. 演習:研究方法の練磨と完成
13. 演習:取得データの概要確認
14. 総括:取得データの概要までの論文をターム・ペーパーとして提出
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
履修者が進めている研究の進捗状況報告をレジュメにまとめ配布し,定期的に報告していただきます。クラス内でのディスカッションを通して学習したことをもとに論文原稿の書き換え、書き足しをおこないます。
報告がない回も報告者が事前に配布したレジュメを事前に読み,論点を考えておくことが求められます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 35 | 学期末ターム・ペーパーの論理構成力と学会報告・論文投稿などの発信力 |
レポート | 35 | 報告における知的教養と論理構成力と発信力 |
平常点 | 30 | 事前事後学習・コメントでの知的教養と,積極的参加と「議論の場」形成への寄与・コミットメント・リーダーシップなどの実践力 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
ターム・ペーパー,報告レジュメは,受講者全員にメーリングリストで配布し,当日もスライド等を用いて発表し,議論を進める。ディスカッションも,オンラインも用いたハイブリッドな形で行う。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
レジュメ等配布予定。必要に応じて参考文献を配布する。