シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本史演習・文献(4)/日本史演習(4) | 2025 | 通年 | 金2 | 文学部 | 山崎 圭 | ヤマザキ ケイ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
LE-JH3-F854
履修条件・関連科目等
日本近世史
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
史料講読を通じて日本の近世社会について理解を深める。
前期は活字史料を中心に、後期はくずし字史料を中心にして、いずれも近世の村や地域で作成された古文書を読む(どのような史料を扱うかについては初回授業のガイダンスで説明する)。この授業では特定の村や地域に残された史料を読むことを通じて、一般論としてではなく、個性を備えた村・地域社会の様相を具体的に捉える方法を学んでいく。
前期・後期とも、ゼミでは全員が順番に発表を行う。発表者は、与えられた史料の読みと解説、導き出しうる論点、関連する研究・史料の検討を予め行い、その発表を受けて全員で議論する。
科目目的
この科目は、学位授与の方針で示す、専門的学識と複眼的に思考する力を学生が身につけることを目的とする。
到達目標
卒業論文を作成するにあたり必要となる、論文や史料をもとに情報を読み取る能力や、知識や情報を組み立てながら自ら考える能力を学生が身につけること。
歴史上の問題について自らテーマを設定し、先行研究と史料を検討しながら独自な視点での分析ができるようになること。
授業計画と内容
〈前期〉
1.授業ガイダンス(発表テーマは参考までに過去の例、以下同)
2.調べ方、発表の仕方等についての説明
3.前期でとりあげる史料についての説明(活字史料)
4.ゼミ生による発表①千曲川瀬替見分願書(前半)
5.ゼミ生による発表②千曲川瀬替見分願書(後半)
6.ゼミ生による発表③善光寺地震御救金伺書(前半)
7.ゼミ生による発表④善光寺地震御救金伺書(後半)
8.ゼミ生による発表⑤代官手代等教諭書(前半)
9.博物館等の見学
10.ゼミ生による発表⑥代官手代等教諭書(後半)
11.ゼミ生による発表⑦兵賦割当廻状(前半)
12.ゼミ生による発表⑧兵賦割当廻状(後半)
13.くずし字を読む練習
14.まとめ
〈後期〉
1.後期の進め方に関するガイダンス (テーマ等は参考までに過去の例、以下同)
2.後期でとりあげる史料についての説明(くずし字史料)
3.くずし字史料の読み方について
4.ゼミ生による発表①堤防相論
5.ゼミ生による発表②助郷相論(前半)
6.ゼミ生による発表③助郷相論(後半)
7.ゼミ生による発表④自普請費用村借
8.ゼミ生による発表⑤永畑成願書
9.博物館等の見学
10.ゼミ生による発表⑥地主小作相論
11.ゼミ生による発表⑦酒狂打擲一件
12.ゼミ生による発表⑧蚕種鑑札許可願書
13.ゼミ生による発表⑨代官支配
14.まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
史料を読むので発表担当グループは、与えられた史料の読みと解説、導き出しうる論点、関連する研究・史料の検討を事前に行う。その他の受講生も、該当史料を必ず事前に読んでくること。
また、毎回、授業終了後にはmanabaの「小テスト」に、授業を通じて理解したこと、考えたことを記す。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 50 | 最後に試験を実施する。 |
平常点 | 50 | ゼミ発表、提出物(manabaを用いた小テスト・レポート)、授業での発言等をあわせて平常点として評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
必要なテキスト等は、授業の中で指示や配布を行う。
その他特記事項
授業の進行状況により、余裕があれば、博物館・文書館の見学を行う。