シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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教育思想史特講Ⅱ | 2024 | 後期 | 金3 | 文学研究科博士課程前期課程 | 青柳 宏幸 | アオヤギ ヒロユキ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-ED5-104L
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
教育思想史とは現実の教育問題がもつ重層性と複雑さを歴史と思想という視点から捉え直そうとする研究方法である。いかなる対象を研究するにしろ、教育思想史の方法は教育学研究にとって有効であり、教育学を研究するものにとって知っていて損のない方法であると言える。この授業では、教育思想史の方法論に注目しながら、現実の教育問題を扱っている近年の教育思想史研究を検討することによって、教育思想史研究の方法を学び、その意義について考察をしていく。
科目目的
本科目は、学生が学位授与方針に示す「知的教養」を習得することを目的としている。教育現象を豊かに認識するためには、日本だけでなく海外における教育思想の歴史的展開を関連する領域を広く豊かに捉えることが必要である。この科目では、そのために必要となる基礎的な知識を習得していく。
到達目標
・教育思想史の方法について理解する。
・現代の教育思想の基礎概念の歴史的展開を理解する。
・現実の教育問題を歴史的に相対化しながら検証することができる。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション―教育思想史とはなにか?(グループワーク)
第2回 政治(プレゼンテーション)
第3回 大学(プレゼンテーション)
第4回 道徳教育(プレゼンテーション)
第5回 職業教育(プレゼンテーション)
第6回 教養(プレゼンテーション)
第7回 人間形成(プレゼンテーション)
第8回 教科書(プレゼンテーション)
第9回 カリキュラム(プレゼンテーション)
第10回 人間学(プレゼンテーション)
第11回 発達(プレゼンテーション)
第12回 資質・能力(プレゼンテーション)
第13回 教育思想史の方法論的反省(プレゼンテーション)
第14回 教育学研究における思想史研究の意義(ディスカッション)
計画・内容は受講生の要望により変更することがある。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 教育思想史の方法を活用して、現代の教育問題について適切に考察することができるかを評価する。 |
平常点 | 40 | プレゼンテーションなど授業への参画度・貢献度を総合的に評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考文献:
教育思想史学会編『教育思想事典 増補改訂版』勁草書房、2017
森田尚人・森田伸子編『教育思想史で読む現代教育』勁草書房、2013