シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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教育社会学演習 | 2024 | 後期 | 水4 | 文学研究科博士課程前期課程 | 眞鍋 倫子 | マナベ リンコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-ED5-110S
履修条件・関連科目等
大学院の調査研究に関する入門的な科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
量的調査と質的調査の特徴を確認した後、量的調査については二次分析を行い、質的調査についてはインタビューとその分析を行う。二つの研究手法の違いを理解しつつ、実際に使えるようになることを目標とします。
科目目的
教育社会学の研究手法の主流である量的調査と質的調査について、理解し、実際に試行することで、両者の特徴や違いを理解するとともに、実際の調査や分析の基礎的なスキルを獲得します。
到達目標
量的・質的研究を用いて書かれた文献を購読しつつ、量的調査についてはデータ・アーカイブに所蔵されているデータを用いて、基礎的な分析が行えるようになることを目標とします。質的調査については、インタビューを実施する流れを理解し、分析ができるようになることを目標とします。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション: 実証研究における量的調査と質的調査
第2回 イントロダクション: 量的調査と質的調査を用いた論文の購読
第3回 量的調査1: 量的調査の手法と二次分析データの選択
第4回 量的調査2: 二次分析データの選択と利用申請の方法
第5回 量的調査3: 基礎的なデータの分析
第6回 量的調査4: データ分析の高度な手法
第7回 量的調査5: 分析結果の共有
第8回 量的調査6: 分析結果のまとめ
第9回 質的調査1: 多様な方法への理解
第10回 質的調査2: インタビューの手法と項目設定
第11回 質的調査3:インタビューの実施
第12回 質的調査4: インタビューの分析手法
第13回 質的調査5:インタビュー調査のまとめ
第14回 まとめ:二つの手法の選択について
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回授業前に資料を購読して参加すること。授業中に提示する課題に必ず取り組むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 量的調査の二次分析とインタビューそれぞれについてレポートの作成を求めます |
平常点 | 50 | 授業への参加とディスカッションへの参加によって評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
レポート・平常点を総合して評定。合格基準は最低60%以上とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考文献
・大谷信介他 『新・社会調査へのアプローチ-理論と方法』ミネルヴァ書房
・岸正彦 『質的研究の方法-他者の合理性の理解』有斐閣ストゥデイア
・盛山和夫 『社会調査法入門』有斐閣ブックス
テキストやその他資料、レジュメを授業時に配布する。