シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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心理学研究法特講 | 2024 | 後期 | 金6 | 文学研究科博士課程前期課程 | 金沢 創 | カナザワ ソウ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-PY5-112L
履修条件・関連科目等
この科目を履修するのに必要な知識は、主にコンピューターを用いた心理学実験の計画、立案、実行にある。したがって、まずはどのような実験を行いたいか、その動機付けを必要とする。また、ファイルのコピーやプログラムの立ち上げ程度のごく初歩的なコンピュータの扱いにも慣れていることが望まれる。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
大学院においては、一刻も早く実験を実施し論文を各ことが求められる。そのため授業では、前期において作成した実験計画とその呈示技術を用いて、実際に研究を進めてデータを取得していくことをめざす。そのためには、目標とする研究領域において国際誌ではどのような研究がなされているのかを精査し、データからどのような命題を主張していくべきかをディスカッションしながら検討する。各人においては、それぞれのテーマに応じた研究を、まずは自らで実施していることが求められる。授業では、すでに実施されてるデータを前提に進めることとなる。
科目目的
この科目では、自らのアイデアで心理学実験を計画しその計画を実施するための方法論を広く学ぶことを目的とする。
到達目標
前項の目的を達するための到達目標としては、過去の研究論文において用いられている研究方法を、具体的な実験プログラムとして再現することを到達目標とする。
授業計画と内容
第 1回 オリエンテーション
第 2回 科学論文の思想1 なんのために論文を書くのか
第 3回 科学論文の思想2 有効な科学論文を書くために
第 4回 科学論文の思想3 国際誌をめざす意義
第 5回 論文のストーリー作成の検討1 心理学と論文のストーリー
第 6回 論文のストーリー作成の検討2 論文作成に必要な知識
第 7回 論文のストーリー作成の検討3 過去の論文のストーリーを検討してみる
第 8回 論文作成の実際1 ストーリーを作ってみる
第 9回 論文作成の実際2 ストーリーを批判してみる
第10回 論文作成の実際3 批判に反論してみる
第11回 投稿に際しての注意
第12回 レビューワーは何を指摘するか
第13回 レビューワーにどう対処するか
第14回 まとめ:よい論文とは
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回呈示される論文の読み取りに関する課題について取り組むことが求められる
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 20 | 実験心理学的な課題をどの程度計画し実行できるのかを、中間段階において評価する。 |
期末試験(到達度確認) | 30 | 実験心理学的な課題をどの程度計画し実行できるのかを、最終的な段階において評価する。 |
平常点 | 50 | 実験心理学的な課題をどの程度計画し実行できるのかを、毎回の授業において評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
【参考:前回開講時】毎回の出席と完成された論文・プレゼンの双方により、総合的に評価する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
実験心理学的な課題をどの程度計画できているのかを、実際にプレゼンしてもらい、その達成度をフィードバックする。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
実験心理学的な課題を、各自の興味に応じて計画していただき、その目標を達成するするべく課題解決型の学習を行う。また、その課題をグループで共有することで、アクティブラーニングを実行していく。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
ノートパソコンを持参していただき、ここにpythonおよびpsychopyをインストールすることで授業は実施される。外部のwebサイトにおける心理学実験用のツールもあわせて用いる。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【参考文献】『赤ちゃんの視覚と心の発達 』 山口 真美 (著), 金沢 創 (著) 東京大学出版会