シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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臨床心理実習A(心理実践実習) | 2024 | 通年 | 木6 | 文学研究科博士課程前期課程 | 千田 若菜、中村 菜々子、緑川 晶、山科 満、山田 理沙 | チダ ワカナ、ナカムラ ナナコ、ミドリカワ アキラ、ヤマシナ ミツル、ヤマダ リサ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-CY5-115L
履修条件・関連科目等
心理学専攻臨床心理学コースに在籍し、臨床心理基礎実習を履修していること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
学内心理相談室と学外施設(医療機関・教育相談所・児童相談所・発達支援センター・地域関連機関など)における、臨床心理実践から、学ぶ。実際の場面の観察・陪席・査定・治療面接を通じて行われる。特に、目的を持ったグループプログラムを通じて習得することが期待される。複数の領域・治療に関与することが期待される。なお臨床心理実習は、学外での現場実習の時間が大部分であり、学内での実習時間はそれに比せばごく短時間である。学外実習の一年間での総時間数は(公財)日本臨床心理士資格認定協会の規定に基づき、90時間以上とされている。この実習時間を確保するよう、受講者は指導教員と相談の上で実習計画を立てる必要がある。なお、本科目は公認心理師の大学院科目「心理実践実習」を兼ねており、所定の実習計画に基づき実施される。
科目目的
心理臨床の基本的姿勢と技法を習得し、初級臨床家として役立つことができるようにする。
到達目標
心理臨床の基本的姿勢と技法を学び、心理臨床家としての基礎を習得できる。そして上級臨床家の指導のもとに、臨床現場で初級臨床家として活動できるようになる。
授業計画と内容
本科目は公認心理師の大学院科目「心理実践実習」として、中央大学大学院実習演習計画に基づき実施される。保健医療、福祉、産業の各領域の、公認心理師の役割や業務、多職種との連携などを実習施設にて外部指導者の指導の下に実習を行う。
いずれの機関においても、実習を通して、以下(ア)~(オ)の内容を学ぶ。
(ア)心理に関する支援を要する者等に関する以下の知識及び技能の修得(1コミュニケーション、2心理検査、3心理面接、4地域支援などを含む)
(イ)心理に関する支援を要する者等の理解とニーズの把握及び支援計画の作成
(ウ)心理に関する支援を要する者へのチームアプローチ
(エ)多職種連携及び地域連携
(オ)公認心理師としての職業倫理及び法的義務への理解。
実習時間の総計は564時間(事前学習8時間、事後学習12時間を含む)、うちケース担当は285時間である。(うち90時間は臨床心理士の大学院実習(臨床心理実習A)を兼ねる。)
以下に事前学習、実習上の留意点、実習日誌、事後学習について記載する。
【事前学習】
現場実習についての心得を学ぶ。加えて、各領域における心理的支援の内容、公認心理師の役割、職業倫理について理解する。
【実習上の留意点】
実習指導教員は実習指導者と密接に連携しながら実習生の実習・演習の遂行に支障ないように遅滞なく対応する。ケース担当は実際のクライエントとの関わりになることから、以下のような段階を踏んで行なうこととする。まず、公認心理師が行なう面接への陪席と陪席記録の検討によるケース担当、およびインテーク面接など初期の情報収集を中心としたケース担当を行なう。その上でクライエントを担当することとする。
【実習日誌】
いずれの実習施設においても、現場実習についてのレポートを作成する。これらを実習日誌として記録し、提出する
【事後学習】
実習日誌を活用しながら、実習で学んだことについてディスカッションを行う。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
1)各履修者は、本時以外に臨床実習先での指導者から適宜指導・コメントを受けること。
2)各自が必要に応じて、学会・研修会等で臨床技法の習得に努めること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 実習先機関からの講評、本授業での事例発表およびスーパービジョンの総合評価。 実習先からの講評には実習先での実習態度等を、事例発表およびスーパービジョンには発表時の内容(レジュメ内容含む)と事例への理解度等を各々含む。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは使用せず、レジュメを配布する。なお受講生はケースの概要をまとめ、発表時にレジュメとして提出すること。
その他特記事項
実習における経験は、指導教員のもとで指導を受けると同時に、合同スーパービジョン、ケースカンファレンスを通じて、深め、共有する。