シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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臨床心理実習B | 2024 | 通年 | 金4 | 文学研究科博士課程前期課程 | 千田 若菜、徳丸 享、中村 菜々子、緑川 晶、山科 満、山田 理沙 | チダ ワカナ、トクマル アキラ、ナカムラ ナナコ、ミドリカワ アキラ、ヤマシナ ミツル、ヤマダ リサ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-CY5-116L
履修条件・関連科目等
心理学専攻臨床心理学コースに在籍し、臨床心理基礎実習を履修していること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
学内心理相談室と学外機関(医療機関・教育相談機関・児童相談所・発達支援センター・地域関連機関など)における、臨床心理実践から、学ぶ。実際の場面の観察・陪席・査定・治療面接を通じて行われる。特に、目的を持ったグループプログラムを通じて習得することが期待される。複数の領域・治療に関与することが期待される。なお臨床心理実習は、学外での現場実習の時間が大部分であり、学内での実習時間はそれに比せばごく短時間である。学外実習の一年間での総時間数は(公財)日本臨床心理士資格認定協会の規定に基づき、90時間以上とされている。この実習時間を確保するよう、受講者は指導教員と相談の上で実習計画を立てる必要がある。
科目目的
臨床心理実習Aをさらに進めて、心理臨床の基本的姿勢と技法を習得し、初級臨床家として役立つことができると同時に、ケースについて建設的なディスカッションができるようになること。
到達目標
臨床心理実習Aをさらに進めて、心理臨床の基本的姿勢と技法を習得できる。さらに初級臨床家として必要な教育・福祉・医療・産業・司法等のさまざまな職場での基本的態度や記録の取り方を会得し、ケースの見立てと介入方針が立てられるようになる。
授業計画と内容
・原則的に受講者および参加者(原則として臨床心理学コース修士1年)が輪番で報告者、司会者、記録者を決め、グループ・スーパービジョン形式で実施される。
・1回の授業(カンファレンス;100分)は、原則として受講者(スーパーバイジー)1名による事例紹介、教員(スーパーバイザー)からのコメント、参加者との質疑、受講者からのレスポンスと感想等で構成される。
・受講者1名に付き、半期あたり最低2回(年間で最低4回)の事例発表が義務づけられる。取り上げる事例は継続事例でも、異なる事例でもかまわない。また受講生の継続的な外部見学実習の内容紹介も可とする。
第1回:オリエンテーション(実習上の注意を含む)を実施する。
第2回以降:別途指導教員からの指示で実施する。
(参考:2018年度(受講者数1名)についての当該科目の授業実績)
第1回:オリエンテーション(臨床心理実習Aを受けての実習上の注意を含む)
第2回:事例検討(1)【キーワード:夏休みを経てのケースの変化と介入上の留意点】
第3回:事例検討(2)【キーワード:継続ケースと終結ケース(今後を見据えて)】
第4回:事例検討(3)【キーワード:これまでの振り返りと今後の方針等】
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
1)各履修者は、本時以外に臨床実習先での指導者から適宜指導・コメントを受けること。
2)各自が必要に応じて、学会・研修会等で臨床技法の習得に努めること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 実習先機関からの講評、本授業での事例発表およびスーパービジョンの総合評価。 実習先からの講評には実習先での実習態度等を、事例発表およびスーパービジョンには発表時の内容(レジュメ内容含む)と事例への理解度等を各々含む。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは使用せず、レジュメを配布する。なお受講生はケースの概要をまとめ、発表時にレジュメとして提出すること。
その他特記事項
実習における経験は、指導教員のもとで指導を受けると同時に、合同スーパービジョン、ケースカンファレンスを通じて、深め、共有する。