シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東洋考古学A | 2025 | 前期 | 木5 | 文学部 | 深山 絵実梨 | ミヤマ エミリ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-AR1-G303
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業では、東南アジア地域を中心に先史時代から古代までの歴史を概観する。特に、考古学的調査研究によって明らかになった遺跡や考古遺物を紹介しながら、東南アジアの物質文化や文化的特徴、域内・域外交流などについて学ぶ。授業はパワーポイントスライドを用いた講義形式でおこなう。
科目目的
「東洋」における東南アジアの位置付けや、当該地域と日本とのかかわりを学ぶとともに、歴史研究において考古学的手法・調査研究の成果が果たす役割を理解することをめざす。
到達目標
・東南アジアおよびその周辺地域の風土や歴史、物質文化について説明できるようになること。
・考古学的な方法論を説明できるようになること。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス:考古学研究への招待
第2回 東南アジアについて
第3回 人類の誕生と東南アジアへの到達
第4回 狩猟採集の時代
第5回 農耕の開始
第6回 金属器の出現
第7回 先史時代の東南アジア域内ネットワーク
第8回 台湾の先史時代
第9回 域外からみた先史時代の東南アジア
第10回 東南アジアの初期国家
第11回 港市国家の成立と展開
第12回 東南アジアの「インド化」
第13回 先史・古代の東南アジアと日本
第14回 まとめ・総括・到達度確認 -東南アジアの先史・古代-
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・本授業への予習として、高校の世界史教科書や副教材、授業内で紹介する参考文献などをに目を通しておくこと。
・本授業への復習として、リアクションペーパーや課題を提出すること。
・可能な範囲で東南アジア関連の展示がある博物館・美術館へ見学に行くことを推奨します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 60 | 東南アジアおよびその周辺地域の風土や歴史、物質文化や、考古学的な方法論に関する知識を習得し、適切に解答できること。 |
平常点 | 40 | リアクションペーパーや課題の提出において、各授業の内容を理解していること、それらに関して自分の意見を表明できていること。 |
成績評価の方法・基準(備考)
※ただし、出席回数が10回に満たない者、試験を受験しなかった者はF判定とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業で使用するテキスト:
- 各回で配布するレジュメ
自学用参考文献:
- 坂井隆・西村正雄・新田栄治『東南アジアの考古学(世界の考古学8)』同成社 1998
- 山本達郎 編『原史東南アジア世界(岩波講座 東南アジア史1)』岩波書店 2001
- 石澤良昭 編『東南アジア古代国家の成立と展開(岩波講座 東南アジア史2)』岩波書店 2001
- 荒川正晴ほか編『南アジアと東南アジア ~15世紀(岩波講座 世界歴史第4巻)』岩波書店 2022
※その他の参考文献は適宜授業中に紹介します。