シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊研究4(商法) | 2024 | 後期 | 木4 | 法学研究科博士課程後期課程 | 尾関 幸美 | オゼキ ユキミ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-OL6-107L
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
指定したテキストを、所定の順序に沿って輪読する。報告者は指定された章を要約し、そこで扱われているテーマについて、引用された文献などを参考に関連する学説・判例の状況等も調べてまとめ、自分なりの考察を報告することが求められる。
科目目的
M&Aに関する重要な文献の講読を通じて、当該分野における実務・学界の近時の動向や議論の到達点について学ぶことで、学位論文のテーマの分析・考察に有益な示唆を得ることにつながることを期待している。
到達目標
2019年6月に公表された「公正なM&Aの在り方に関する指針」により、M&A実務にはどのような変化が起きるのか、指針の意義や影響、および日本法の下で適切に機能するM&A契約条項とはどのようなものか、条項の文言、意義、経済的機能につき、研究者・実務家による詳細な分析・検討に関する理解を深めることを目的とする。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス
第2回「公正なM&Aの在り方に関する指針」の意義
第3回「ファイナンスの視点で見た「公正なM&Aの在り方に関する指針」の意義」
第4回「公正性担保措置(1)──特別委員会,MOM条件,マーケットチェック」
第5回「公正性担保措置(2)──株式価値算定書,フェアネスオピニオン」
第6回「公正なM&Aの在り方に関する研究会指針」の実務上の意義」
第7回「「公正なM&Aの在り方に関する研究会指針」のM&A実務に与える影響」
第8回「座談会「公正なM&Aの在り方に関する指針」の意義と影響」
第9回 第1章 総論/契約の当事者/対価
第10回 第2章 表明・保証
第11回 第3章 クロージング/クロージングの前提条件
第12回 第4章 誓約
第13回 第5章 契約の解除・終了
第14回 第6章 補償
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | レジュメ・報告の内容(70%)、授業への取り組みの態度30% |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
<テキスト>
藤田友敬編『M&Aの新たな展開 -- 「公正なM&Aの在り方に関する指針」の意義』(2020年、有斐閣)
藤田友敬『M&A契約研究 -- 理論・実証研究とモデル契約条項ー研究・実務の協働による条項の分析とドラフト』(2018年、有斐閣)
<参考文献>
授業内で適宜指定します。