シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊研究1(憲法) | 2024 | 前期 | 水1 | 法学研究科博士課程後期課程 | 武市 周作 | タケチ シュウサク | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-OL6-104L
履修条件・関連科目等
憲法に関する基本的な知識を身に付けていること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
前半では、邦語・独語論文・著作について報告・議論するという流れを通じて、論文を執筆するにあたっての視点や技法を修得していきます。その後、受講生の研究テーマについて報告を求め、他の受講生と共に検討していきます。また、論文の形式や構成など、論文執筆にあたって必要な基本的な技法等についても身に付けます。
科目目的
自らの関心を具体化し、形式・作法に則った論文を執筆する能力を身に付けることを目的とします。
到達目標
・邦語・独語の先行業績を検討する能力を身に付ける。
・論文に相応しいテーマを選定し具体化する能力を身に付ける。
・公表できる論文を執筆する。
授業計画と内容
履修者の人数によって以下の日程は修正される可能性があります。また、履修者の関心に合わせて、取りあげる書籍を変更・追加することもあります。詳細は開講時に決定します。
第1回 この科目の目的・到達目標の確認、講読文献についての確認と授業計画の確定
第2回 篠原永明『秩序形成の基本権論』第1部:国家による秩序形成と指導原理としての自由
第3回 篠原永明『秩序形成の基本権論』第2部:基本権規定の客観法
第4回 篠原永明『秩序形成の基本権論』第3部:「憲法上の権利」の導出
第5回 マティアス・イェシュテットほか『越境する司法』(1):連邦憲法裁判所概観
第6回 マティアス・イェシュテットほか『越境する司法』(2):憲法裁判所としての連邦憲法裁判所
第7回 マティアス・イェシュテットほか『越境する司法』(3):基本法と連邦憲法裁判所
第8回 マティアス・イェシュテットほか『越境する司法』(4):基準定立権力としての連邦憲法裁判所
第9回 マティアス・イェシュテットほか『越境する司法』(5):連邦憲法裁判所の合法性・正統性・正統化
第10回 受講生が選択するテーマの報告と議論(1):憲法総論
第11回 受講生が選択するテーマの報告と議論(2):基本権総論
第12回 受講生が選択するテーマの報告と議論(3):基本権各論
第13回 受講生が選択するテーマの報告と議論(4):統治機構
第14回 論文の形式・作法
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
指定した論文・著書を事前に読み込む、レジュメを作成すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 80 | 平常点 80 評価基準:授業への参加、積極的な受講態度(報告、全体での検討における意見表明、他の受講生との協力など)を基準とします。評価の前提条件として、出席率が 70%に満たない者、無断欠席をした者、報告義務を果たさない者については不合格とします。 |
その他 | 20 | 検討した論文・著書等の理解。 |
成績評価の方法・基準(備考)
毎回の授業での参加度、態度、理解度に応じて評価を行います。ただし、出席率が 70%に満たない者、無断欠席をした者、課題を提出しない者については不合格とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
タブレット、パソコンを利用して授業を進める。授業時間内にも関連文献・判例等について国内外データベース等を用いて情報収集を行う。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
取りあげる予定の文献・論文は以下の通り。
・篠原永明『秩序形成の基本権論』(成文堂、2021年)
・マティアス・イェシュテット/オリヴァー・レプシウス/クリストフ・メラース/クリストフ・シェーンベルガー『越境する司法—ドイツ連邦憲法裁判所の光と影』(風行社、2014)
その他特記事項
この授業の受講を希望する者は、予め担当者に相談してください(メール stakechi194@g.chuo-u.ac.jp 又は直接)。