シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊研究3(憲法) | 2024 | 前期 | 水2 | 法学研究科博士課程後期課程 | 武市 周作 | タケチ シュウサク | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-OL6-106L
履修条件・関連科目等
憲法に関する基本的な知識を身に付けており、博士論文又はその前提となる論文執筆に取り組もうとしていること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
主に独語論文の検討を通じて、論文執筆に繋げていく。基本的な方針は、特殊研究1に沿いますが、この科目では独語論文を取りあげて、内容について検討していきます。受講生のドイツ語能力にも依りますが、場合によっては丁寧に逐語訳をしていくことを課します。それぞれの論文はそれほど長くありませんが、関連する判例等についても検討することが必要となるので相応に準備は必要です。
科目目的
ドイツ語論文の検討を通じて、自らの関心を具体化し、形式・作法に則った論文を執筆する能力を身に付けることを目的とします。
到達目標
邦語・独語の先行業績を検討する能力を身に付ける。
論文に相応しいテーマを選定し具体化する能力を身に付ける。
博士論文又はその前提となる論文を執筆する。
授業計画と内容
履修者の人数およびドイツ語能力によって以下の日程は修正される可能性があります。また、履修者の関心に合わせて、取りあげる書籍を変更・追加することもあります。詳細は開講時に決定します。
第1回 Ulrich Herbert, Was nützt eine Historisierung des Bundesverfassungsgerichts? 1/2:Die Perspektive der Zeitgeschichte
第2回 Ulrich Herbert, Was nützt eine Historisierung des Bundesverfassungsgerichts? 2/2:Gegenwart
第3回 Rainer Wahl, Das Bundesverfassungsgericht der Gründungsphase1/2:Verfassungsgerichte als Newcomer und die typischen Newcomer-Probleme
第4回 Rainer Wahl, Das Bundesverfassungsgericht der Gründungsphase2/2:Das Bundesverfassungsgericht und die politischen Organe
第5回 Justin Collings, Phasen der öffentlichen Kritik am Bundesverfassungsgericht 1/2:Kritik vor dem Hintergrund der Abgrenzung von Recht und Politik, 1951–1966, Die Kritik aus einer demokratischen Perspektive
第6回 Justin Collings, Phasen der öffentlichen Kritik am Bundesverfassungsgericht 2/2:
Kritik von der Kultur her, Kritik aus einer internationalen sowie vom Post-Nationalen Sicht
第7回 Anselm Doering-Manteuffel, Richter und Richterinnen des Bundesverfassungsgerichts
第8回 Oliver Lepsius, Über die Notwendigkeit der Historisierung und Kontextualisierung für Verfassungsdogmatik 1/3:Warum und wozu Kontextualisierung
第9回 Oliver Lepsius, Über die Notwendigkeit der Historisierung und Kontextualisierung für Verfassungsdogmatik 2/3:Historisierung und Kontextualisierung als normatives Projekt
第10回 Oliver Lepsius, Über die Notwendigkeit der Historisierung und Kontextualisierung für Verfassungsdogmatik 3/3:USamerikanische Erfahrungen mit Kontextualisierung
第11回 Dieter Grimm, Das Elfes-Urteil 1/2:1. Der Sachverhalt, Die verwaltungsgerichtlichen Entscheidungen, Die Verfassungsbeschwerde, Beginn des Verfahrens in Karlsruhe, Das Votum des Berichterstatters, Die Stellungnahmen, Mündliche Verhandlung und anschließende Beratung
第12回 Dieter Grimm, Das Elfes-Urteil 2/2:Erster und zweiter Urteilsentwurf, Ritterspachs Intervention, Erneute Beratung, Ritterspachs Urteilsentwurf, Steins Kritik, Das Urteil
第13回 Hans Michael Heinig, Das Bundesverfassungsgericht und seine (unmaßgebliche) Rolle für Deutungen und Entwicklungen im Religionsverfassungsrecht des Grundgesetzes bis zum Ende der 1960er Jahre 1/2:Vier Traumata im kollektiven Gedächtnis, Die gesellschaftliche Wahrnehmung und Rolle der Kirchen nach 1945
第14回 Hans Michael Heinig, Das Bundesverfassungsgericht und seine (unmaßgebliche) Rolle für Deutungen und Entwicklungen im Religionsverfassungsrecht des Grundgesetzes bis zum Ende der 1960er Jahre 2/2:Einfachgesetzliche Rechtsentwicklung und Vertragsstaatskirchenrecht, Ein näherer Blick auf die Rechtsprechung des Bundesverfassungsgerichts
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
指定した論文・著書を事前に読み込む、レジュメを作成すること。場合によっては、逐語訳を作ること。指定した論文・著書に関する文献、論文執筆にあたって必要な文献について収集し検討することも必要となります。文献収集については、適宜指導をします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 80 | 授業への参加・貢献度、受講態度(意見の表明、他の学生と協調し て学ぶ態度等)の状況を基準とします。 また、評価の前提条件として、出席率が 70%に満たない者、無断欠席をした者、課題を提出しない者については不合格とします。 |
その他 | 20 | 内容の理解。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
タブレット、パソコンを利用して授業を進める。授業時間内にも関連文献・判例等について国内外データベース等を用いて情報収集を行う。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:Florian Meinel (Hrsg.), Verfassungsgerichtsbarkeit in der Bonner Republik, 2019
その他特記事項
この授業の受講を希望する者は、予め担当者に相談してください(メール stakechi194@g.chuo-u.ac.jp 又は直接)。