シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊研究3(民法) | 2024 | 前期 | 木6 | 法学研究科博士課程後期課程 | 難波 譲治 | ナンバ ジョウジ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-OL6-106L
履修条件・関連科目等
少なくとも債権総論の債務不履行と不法行為分野の損害賠償部分については学修していることが望ましい。
特殊研究3は、この科目の継続である。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業は、損害賠償法の分野で日仏比較法研究の基礎となる学習をするものである。
まず、既に公表されているフランスの損害賠償法に関する法語文献によって概要を理解した後、フランス民法体系書の損害賠償に関する部分について精読しながら、日本法との比較検討をする。
科目目的
この授業は、損害賠償法の分野で日仏比較法研究の基礎となる力をつけようとすのが目的である。
到達目標
フランスの損害賠償に関する文献を理解でき、日本法の解釈論と比較できる能力を身につけることが到達目標である。
授業計画と内容
1 「機会の喪失」論
2 フランス民事責任法における損害軽減義務
3 フランス法上のいわゆる「不安損害」について
4 フランス不法行為法における一般損害概念論
5 民事責任の要件(1) faute
6 民事責任の要件(2) 因果関係
7 原状回復と損害賠償
8 全部賠償の原則
9 事実審判事の権限
10 損害の判決時評価
11 損害の増減による再評価
12 財産侵害による物の価値の減少
13 遅延による付随的損害
14 身体侵害によって生じた財産的損害-満足の損害など
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回、予習のための文献を読んでおくことが必要である。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業への積極的参加、予習の程度 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:中原太郎編著『現代独仏民事責任法の諸相』(2020年)、
G.Viney, P.Jourdain et S.Carval,Les effets de la responsabilité,4e.éd.,2017による予定。