シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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教育学演習(6)/教育学演習(6)(12) | 2025 | 通年 | 水4 | 文学部 | 佐藤 智子 | サトウ トモコ | 3・4年次配当 | 4 |
科目ナンバー
LE-ED3-N806
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
社会の中には、学び合う実践コミュニティが多く存在します。たしかに私たちは、ひとりでも学ぶことができますが、常にひとりで学んでいるわけではありません。効果的に学び合いができるようになるための知識やスキルは、生涯役立ちます。
そこでこの授業では、学びを協創する実践コミュニティを体験しながら、コミュニケーションを通して学びの場を創造するための知識と方法論を学びます。社会的な学習の本質を理解し、社会的な文脈で協同的に学ぶ意味について探究する機会を提供するとともに、学び合う実践コミュニティを自ら立ち上げたり、あるいはその運営(の一部)を担ったり、愉しく参加できるようになるために、関連する理論や技法について学修します。
科目目的
単に人々が集まったというだけでは、良い「学び合い」はできません。効果的に学び合うためには、「ファシリテーション」(=その学びの場をデザインし、信頼関係の構築を促し、対話や議論を引き出し、論点整理すること)を担う役割が必要です。この役割を担う人を意味する「ファシリテーター」は、教員や特別な立場の人だけが担うものではありません。何よりも、「ファシリテーション」のスキルを習得すると、自分自身の思考を深めたり、発想を拡げたりすることが上手にできるようにもなります。この授業を通して、皆さんには実践的なファシリテーションの知識とスキルを習得してもらいます。
到達目標
1)「学び合い」や、それを促すファシリテーションの意義を、学術的知識に依拠して理解する。
2)ファシリテーションに関する基本的な知識・スキルを習得する。
3)実際のミーティングやワークショップの場を自ら企画し、実践的にファシリテーションができるようになる。
授業計画と内容
前期
1 前期オリエンテーション
2 残念な学び合いにしないために
3 アイスブレイク
4 心理的安全性
5 アサーティブ・コミュニケーション
6 アンコンシャス・バイアス
7 マイクロアグレッション
8 問いかけの技法
9 インタビュー演習①
10 インタビュー演習①
11 インタビュー演習③
12 プレゼンテーション演習①
13 プレゼンテーション演習②
14 前期振り返り
後期
1 後期オリエンテーション
2 ワークショップのデザイン
3 ファシリテーションの基本
4 哲学対話①
5 哲学対話②
6 哲学対話③
7 ワークショップ企画プロジェクト①
8 ワークショップ企画プロジェクト②
9 ワークショップ企画プロジェクト③
10 ワークショップ企画プロジェクト④
11 ワークショップ企画プロジェクト⑤
12 ワークショップ企画プロジェクト⑥
13 ワークショップ企画プロジェクト⑦
14 全体振り返り
受講生の興味関心や学修状況に合わせて、進度や内容を調整する場合がある。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修として、学外で大学生や社会人によって開催されているワークショップに参加してレポートをまとめる課題があります。実施時期は受講生のみなさんと相談して決めますが、基本的には7~9月頃を想定しています。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | ・期末リフレクションレポート |
平常点 | 80 | ・授業への参加状況 ・毎週の課題提出状況 ・プロジェクト課題の取組状況 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaを通じて、資料の共有や意見交換などを行う。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは使用しません。授業で使用する資料等は、manabaで配布・共有します。
参考文献は、授業時間中に適宜、紹介します。