シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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心理学特殊研究(2) | 2025 | 通年 | 水3 | 文学部 | 富田 拓郎 | トミタ タクロウ | 4年次配当 | 4 |
科目ナンバー
LE-PY4-P110
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
卒業論文作成に必要な諸点を包括的に学びます。具体的には以下の各点を網羅します。
1)論文渉猟と整理法
2)さまざまな理論の整理に基づく研究テーマと適切な研究方法の決定
3)データ収集
4)データ解析技法の実践的理解と解釈
5)論文執筆法の指導を行いながら,各自の研究テーマに沿った卒業論文の指導を実施します(使用統計パッケージ:SPSS,R,HAD,AMOSなど(自習のこと))
科目目的
卒業論文の研究計画を立案し、データ収集を行い、基礎的解析を実施することを目的とします。
到達目標
卒業論文の研究計画に必要な方法論や統計解析の技法に習熟するとともに、卒業論文の先行研究を渉猟し、これを元に研究計画を立案し、データ収集の上で解析できるようになります。
授業計画と内容
【前期】
第1回 気になることを整理し,メモしよう
第2回 キーワードを探そう
第3回 研究-テーマを設定しよう
第4回 論文を探そう
第5回 英語論文も探そう
第6回 論文の要約を読み、先行研究を整理しよう
第7回 リサーチクエスチョンと仮説を立てよう
第8回 データ収集を考えよう:『どれだけのデータを集めればいいの?』
第9回 研究倫理を検討しよう
第10回 材料・道具(書類を含む)を準備しよう
第11回 データを集める準備と最終点検をしよう
第12回 調査・実験を行おう
第13回 分析を思い浮かべてソフトを決めよう
第14回 集めたデータを入力しよう(ソフトの操作とデータクリーニング)
【後期】
第15回 集めたデータを解析し,データを整理してみよう(基本統計量の理解)
第16回 尺度水準を考えてフェイス項目(人口統計学的変数、参加者情報等)を整理してみよう
第17回 データ収集の手続きを整理しよう
第18回 「方法」の部分を書いてみよう
第19回 分析のストーリーを描いてみよう
第20回 分析を開始し、仮説が検証されたかどうかを考えてみよう
第21回 仮説に対する結果をまとめ、「結果」の部分を書き、図表を作ってみよう
第22回 「結果」を仕上げて、「問題と目的」を書いてみよう
第23回 論文の導入部を書き、仮説に結びつけ、「問題と目的」を仕上げよう
第24回 「結果」を見ながら「考察」でなにを書くか、整理しよう
第25回 「考察」を書こう:『「結果」ってどう解釈すればいいの?』
第26回 「考察」を仕上げ、限界と応用可能性、今後の課題を考えよう
第27回 提出論文の最終確認をしよう-間違いはないか-
第28回 プレゼンテーションと口頭試問を準備しよう!(いよいよ最後だ!)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業への取り組み度や関与姿勢、発表等により評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
小塩真司・宅香菜子(2015).心理学の卒業研究ワークブック: 発想から論文完成までの10ステージ 金子書房.
その他特記事項
受講生の積極的な参加が必須となります。研究の作成に当たっては、自発的な授業参加と積極的で自主的な取り組みに加え、教員からの助言・指導を受けることが強く求められます。担当教員との連絡方法については初回授業時に指示します。