シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊研究2(国際経済法) | 2024 | 後期 | 月4 | 法学研究科博士課程後期課程 | 楢﨑 みどり | ナラザキ ミドリ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-OL6-105L
履修条件・関連科目等
博士後期課程において論文作成を指導する学生を対象とする。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
国家が私人に対して課す規制をめぐる国際的な事例を扱う。
科目目的
通商問題と法律の関わる多面的な事例について紛争処理手続にかけられた具体的紛争事例を素材にして、経済や貿易を規制する条約や国家法の規律のあり方を検討する。
到達目標
既存の法ルールの限界を各自が問題意識として認識し、問題提起と解決策の模索を展開できるようになることを到達目標とする。また自らの習得した知識や分析を論文等の形で発表できることが望ましい。
授業計画と内容
具体的な授業計画として、後期は以下の内容を予定している。もっとも、参加者の進度を見ながら調整し、内容および順序等を変更することもある。
1. 国際裁判と国内裁判
2. 国際法廷と国内裁判所
3. 紛争事例1(過失責任)
4. 紛争事例2(無過失責任)
5. 紛争事例3(注意基準)
6. 管轄の行使と抑制
7. 請求の射程
8. 証明の態様
9. 原告適格性
10. 外国での裁判との並行訴訟
11. 紛争事例4(裁判所の考慮義務)
12. 紛争事例5(既判力の抗弁)
13. 紛争事例6(管轄の抗弁)
14. まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
Manabaのコースコンテンツにアップロードした資料・論文等を事前に読み、復習することを求める。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 提出物(論文草稿)の内容の進度・水準を評価します。 |
平常点 | 30 | 授業への出席、質疑応答など、授業への取り組み度を総合的に評価します。 |
その他 | 30 | 課題の消化を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
提出物(論文草稿)の内容の進度・水準(40%)、授業への取り組み度(30%)、課題の消化(30%)を総合評価する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考文献として、Alex Mills, The Confluence of Public ad Private International Law: Justice, Pluralism and Subsidiarity in the International Constitutional Ordering of Private Law, Cambridge University Press 2009.