シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊研究1(政治学) | 2024 | 前期 | 木4 | 法学研究科博士課程後期課程 | 中島 康予 | ナカジマ ヤスヨ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-OL6-104L
履修条件・関連科目等
履修条件はとくに定めません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
政治学研究の方法論をめぐるテキストの講読を行うと同時に,実際の論文執筆指導を行います。
科目目的
受講生が、政治学研究方法論の理解を深めるとともに、それに基づき、博士論文執筆計画の作成できるようになることを目的とする。
到達目標
受講生が、政治学研究方法論の理解を深め、研究手法や考え方を標準的テキストの読解を通して修得するとともに、それに基づき、自らの研究課題が有する学問的意義と社会性を意識しながら、自らの学説を提起すること等により自立的に研究を遂行できるようになることが、本科目の到達目標です。
授業計画と内容
受講者と協議の上,計画を立てますが、概ね次のような日程で授業を進めます。
第1回 ガイダンス
ヘンリー・ブレイディ、デヴィッド・コリアー『社会科学の方法論争』
第2回 第1章 方法論の検討
第3回 第2章 基準の追求
第4回 第3章 定量的研究様式は定性的研究者にとってどの程度有効か
第5回 第4章 定量帝国主義の果たされぬ約束
第6回 第5章 社会科学の推論はいかに逸脱事例を見落としているか
第7回 第6章 事例選択バイアスに関する定量的見解の行き過ぎた主張
第8回 第7章 定性的研究の分析道具
第9回 第8章 事例志向型研究からの5つの挑戦
第10回 第9章 事例研究と定量的世界勘の限界
第11回 第10章 定量的手法と定性的手法との架け橋
第12回 第11章 研究デザインの重要性
第13回 受講生の研究テーマに関する報告・検討
第14回 方法論という観点から博士論文を検証する
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・授業時間外に指導を受けたり、質問をしたい場合は、授業時間中に申し出るか、その旨記したメールを、公開しているメールアドレス宛、送信してください。日程を調整した上で対応します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業への参加(30%)、授業の準備と議論への貢献(30%)、博士論文計画書の内容(40%)によって評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
受講者と協議の上,決定しますが、目下のところ以下のテキストを予定しています。
・ヘンリー・ブレイディ、デヴィッド・コリアー(泉川泰博・宮下明聡訳)『社会科学の方法論争』勁草書房、2008年。