シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊研究4(政治学) | 2024 | 後期 | 水6 | 法学研究科博士課程後期課程 | 中島 康予 | ナカジマ ヤスヨ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-OL6-107L
履修条件・関連科目等
履修条件は特に定めません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
政治学および社会科学の方法論に関するテキストの講読を行うと同時に、博士論文執筆の指導を行う。
科目目的
特殊研究1・2・3をうけ、本科目では、受講生が、政治学および社会科学の方法論に自覚的に研究論文を執筆できるようになることをめざします。
到達目標
受講生が、特殊研究1・2・3に続いて、政治学研究方法論の理解をさらに深め、研究手法や考え方を標準的テキストの読解を通して修得するとともに、それに基づき、自らの研究課題が有する学問的意義と社会性を意識しながら、自らの学説を提起すること等により自立的に研究を遂行できるようになることが、本科目の到達目標です。
授業計画と内容
受講者と協議の上,計画を立てますが、概ね次のような日程で授業を進めます。
パース・ダナーマークほか『社会を説明する 批判的実在論による社会科学論』
第1回 第1章 イントロダクション
第2回 第2章 科学、実在、概念
第3回 第3章 概念的抽象と因果性
第4回 第4章 説明的な社会科学のための一般化、科学的推論、モデル
第5回 第5章 社会科学の方法論における理論
第6回 第6章 批判的方法論的多元主義
第7回 第7章 社会科学と実践
第8回 第8章 結論
『年報政治学 2015-I 政治理論と実証研究の対話』
第9回 稗田健志「政治理論と実証研究をつなぐ環」
第10回 田村哲樹「観察可能なものと観察不可能なもの」
第11回 河野勝・三村憲弘「他者への支援を動機づける同情と憐れみ」
第12回 芝崎厚士「国際関係研究の将来」
第13回 木山幸輔「社会実験とリバタリアン・パターナリズムは世界の貧困を救う?」
第14回 履修者の研究報告・検討
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・授業時間外に指導を受けたり、質問をしたい場合は、授業時間中に申し出るか、その旨記したメールを、公開しているメールアドレス宛、送信してください。日程を調整した上で対応します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業への参加(30%)、授業の準備と議論への貢献(30%)、博士論文準備稿の内容(40%)によって評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
受講者と協議の上,決定しますが、目下のところ以下のテキストを予定しています。
・パース・ダナーマークほか(佐藤春吉監訳)『社会を説明する 批判的実在論による社会科学論』ナカニシヤ出版、2015年。
・日本政治学会(編)『年報政治学 2015-I 政治理論と実証研究の対話』木鐸社、2015年。