シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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リサーチ・ワークショップ | 2024 | 後期 | 他 | 経済学研究科博士課程後期課程 | 瀧澤 弘和 | タキザワ ヒロカズ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EG-OM6-001L
履修条件・関連科目等
特になし。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業は,博士学位の取得を目指して博士後期課程に進学した学生を対象に,将来,後期課程の学びを活かした「研究職」につくにあたって必要な知識とスキルに関する学びの場を提供するものです.ここで「研究職」というのは,大学教員のみならず,社会の多様な場所で専門知識を活かして科学技術振興や社会的イノベーション活動に従事する人を含みます.
授業内容は,多様なテーマにわたります.経験者との対談を通して博士号取得に至る道のりをイメージするための回,研究を進めるための発想法やさまざまな手法について学ぶ回,大学教員として求められる最低限の知識や倫理を学ぶ回,実際に授業を行ったり,プレゼンテーションを行ったりする際の技術を修得する回などです.
全体を通して出来るだけ,ワークショップ方式を取り入れて,他分野の研究者とも交流する機会を作ります.また,学際的研究を行っている研究者をお招きして研究内容を発表していただき,ディスカッションを行います.自身の研究内容を他分野に開いていく可能性について感じてもらいたいと思っています.
科目目的
・ 博士号取得に至るコースを具体的に思い描いて,後期課程における研究計画を遂行する意欲を強化すること.
・ 研究計画書のポイント,論文を学内外に投稿するためのメソッドや研究の進め方を早い段階で学び,より効率的かつ効果的な研究を遂行するための知識を得ること.
・ 博士号を取得し各界で活躍する研究者と直に交流することで,研究を通した学びが多様な進路に開かれていることに対する気づきを得ること.
・ 学際的な意見交換を通じて視野を広げるとともに,他分野の人たちとの協働に開かれた視点やコミュニケーション能力を獲得すること.
・ 大学教員として大学生・大学院生に向けた授業を行う際に必要となる,授業デザインの方法,シラバスの書き方,評価方法などを体系的に学ぶとともに,柔軟に授業実践するさまざまな手法についても発想できるようになること.
・ 指導教授のみならず,多くの研究者から自身の研究活動に関するアドバイスを受ける機会を設けることで,より広い視野と知的基盤に基づいた研究遂行能力を身につけること.
到達目標
・ 現代の社会において博士学位が持っている意味,博士学位保持者の役割が多様な仕方で広がりつつあることを理解する.
・ 自分の専攻分野以外の人たちと意見交換を行うことを通して,幅広い視座を獲得し,学際的研究への視点を獲得する.
・ 自身の研究計画等を指導教授以外の研究者から指摘を受ける機会創出により,自身の研究活動をさらに深化させる.
・ 大学教員が大学で担当する授業の準備,実際の講義,評価等を行う上での体系的な知識を獲得し,授業担当者として十分な役割を果たすことができるようになる.
・ 実際の研究者の「知識・技能」を獲得し「研究報告会」で自身の研究内容とその進捗状況を,専門分野を学ばない者にとっても明瞭な説明(プレゼンテーション)ができるようになる.
授業計画と内容
※授業は不定期です.実施日時はCplus「授業変更情報」または大学院事務室前掲示板をご確認ください.
※順番が前後する場合がありますが,その都度,履修者にお知らせします.日程・講師・テーマは決まり次第更新します.
※「授業デザイン」に始まる4回の授業は大学での授業実施に関するもので,一人の担当者が「大学授業の実践(1)(2)」までを含む一つのパッケージとしてワークショップ形式で実施します.出来る限り対面で参加することが望まれます.
【博士学位取得への道】
1.オリエンテーション,博士学位取得までの道のりについて
2.博士後期課程修了後の多様なキャリアについて
【研究者と社会】
3.研究計画書の書き方について
4.論文投稿について
5.近年の学術研究の動向について
6.近年の日本における高等教育の動向について
7.研究倫理と研究費の使用について
8.博士後期課程学生として受けられるさまざまな支援について
【大学での授業関連(プレFD)】
9.授業デザインについて(この回での課題をもとに「大学授業での実践」を実施します)
10.シラバスについて
11. 大学授業の実践(1):
12.大学授業の実践(2):
13.学生との関係やハラスメントについて
【学際的視点】
14.学際ワークショップ
ワークショップ形式で行う回も多いので,できるだけ対面で参加することが望まれますが,時間や場所の制約も考慮し,オンラインを併用したハイブリッド形式で行います.また,その回の内容は録画し,manabaにアップロードします.
当日の授業に参加できない場合は,授業実施から1週間以内に録画を視聴して,レポートを提出することで出席と見なします.
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業の実践では,実際の授業の準備をしてもらいます.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業への参加・貢献度によって評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
特になし
講義の回にてレジュメを配布する場合があります。
その他特記事項
毎回,ハイブリッド形式で行います.また,その回の内容は録画し,manabaにアップロードします.
当日参加できない場合は,授業実施から1週間以内に録画を視聴して,レポートを提出してください.