シラバス(講義概要)データベース

シラバス

授業科目名	年度	学期	開講曜日・時限	学部・研究科など	担当教員	教員カナ氏名	配当年次	単位数
特殊研究（社会思想史）	2024	通年	木5	経済学研究科博士課程後期課程	鳴子　博子	ナルコ　ヒロコ	1年次配当	4

科目ナンバー

EG-OM6-101L

履修条件・関連科目等

特にありません。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語（その他の言語）

授業の概要

18世紀末のフランス革命期の経済・社会・政治はどのような変動に見舞われていたのか、そして大革命期から約230年を経た今日の社会は、そうした経済・社会・政治の変動からどのような影響を受けているのか、2つのテキストの講読を通して実証、理論の両側面から学びます。毎回、テキストの論点をめぐって意見交換、討論を行います。2つのテキストとは、トマ・ピケティの『21世紀の資本』とフランス革命200周年記念の国際シンポジウムを母体とする論文集、中央大学社会科学研究所編『フランス革命とは何か―現代史認識の再建を目指して』です。授業の進め方については履修者と相談して必要に応じて調整します。

科目目的

フランス革命期の経済・社会・政治の変動を実証、理論の両面から理解できるようになる。文献講読を通して各自の研究テーマの追究に資する研究遂行能力を蓄える。

到達目標

博士論文を作成する力を蓄える準備の一環として、社会思想のエッセンスを深く学ぶことを通して、各自の研究テーマを問題の根源に遡って探究できるようになる。

授業計画と内容

第1回　授業を始めるにあたって
第2回『21世紀の資本』所得と産出
第3回『21世紀の資本』経済成長―幻想と現実
第4回『21世紀の資本』資本の変化
第5回『21世紀の資本』古いヨーロッパから新世界へ
第6回『21世紀の資本』長期的にみた資本／所得比率
第7回『21世紀の資本』21世紀における資本と労働の分配
第8回『21世紀の資本』格差と集中―予備的な見通し
第9回『21世紀の資本』二つの世界
第10回『21世紀の資本』労働所得の格差
第11回『21世紀の資本』資本所有の格差
第12回『21世紀の資本』長期的に見た能力と相続
第13回『21世紀の資本』21世紀における世界的な富の格差
第14回　ここまでのまとめ
第15回『フランス革命とは何か』アルベール・ソブールにおけるフランス革命の法則的認識と現代
第16回『フランス革命とは何か』封建体制から資本主義体制への転換
第17回『フランス革命とは何か』ジャコバン派とジロンド派
第18回『フランス革命とは何か』自由主義の展開、そして、教会と国家
第19回『フランス革命とは何か』革命的現実の終焉
第20回『フランス革命とは何か』いくつかの思想的源泉
第21回『フランス革命とは何か』公教育思想
第22回『フランス革命とは何か』平等思想の諸原理
第23回『フランス革命とは何か』ジャコバン主義のある表象
第24回『フランス革命とは何か』『人権宣言』の普遍性と特殊性
第25回『フランス革命とは何か』ジャコバン憲法の周辺
第26回『フランス革命とは何か』ブルショワ革命の道
第27回『フランス革命とは何か』19世紀の社会主義思想とフランス革命
第28回　最後のまとめ

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容（その他の内容等）

授業時間外の学修に必要な時間数／週

・毎週１回の授業が半期（前期または後期）または通年で完結するもの。１週間あたり４時間の学修を基本とします。
・毎週２回の授業が半期（前期または後期）で完結するもの。１週間あたり８時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別	割合（％）	評価基準
平常点	100	テキスト読解の度合い、授業への取り組み姿勢を評価します。

成績評価の方法・基準（備考）

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法（その他の内容等）

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容（その他の内容等）

授業におけるICTの活用方法