シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
特殊研究(社会政策) | 2024 | 通年 | 火2 | 経済学研究科博士課程後期課程 | 松丸 和夫 | マツマル カズオ | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
EG-OM6-101L
履修条件・関連科目等
前期課程における社会政策論あるいは関連科目の既修者
授業で使用する言語
日本語/英語/ドイツ語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
21世紀の社会政策を、労働、生活、行政、市場のキーワードから説き起こします。履修者は、最新の内外資料を読破し、関連文献をレファレンスしながら報告することが義務づけられます。授業の進め方は、導入部分で私がテーマの意義等について簡単に説明し、続いて主たる報告者がパワーポイント等を使ってプレゼンテーションを行い、それを受け、全員で質問を出し、報告者が回答することの繰り返しをおこないます。活発な議論の展開が求められます。
科目目的
日本と世界の社会政策に関する最新の統計資料、政策資料、調査資料の批判的検討を通じて、社会政策に関する包括的知識を修得し、先端的研究能力の育成に努めます。
到達目標
日本と世界の社会政策に関する最新の統計資料の所在をILO、EU日本について収集し、それらの政策資料の分析をおこない、政策課題の一覧的理解をしてもらいます。あわせて、政策課題のフォローアップの諸活動を明らかにしつつ到達段階を整理します。
授業計画と内容
1.社会保障の理論(国内外)
2.社会保障の改革課題の絞り込み
3.社会保険制度形成史からみた改革課題(1)健康保険
4.社会保険制度形成史からみた改革課題(2)国民健康保険
5.社会保険制度形成史からみた改革課題(3)厚生年金保険
6.社会保険制度形成史からみた改革課題(4)国民年金保険
7.社会保険制度形成史からみた改革課題(5)失業・雇用保険
8.社会保険制度形成史からみた改革課題(6)労働者災害補償保険
9.社会保険制度形成史からみた改革課題(7)介護保険
10.公的扶助制度形成史からみた改革課題(1)救貧法から生存権へ
11.公的扶助制度形成史からみた改革課題 (2)旧生活保護法の成立
12.公的扶助制度形成史からみた改革課題(3)現行生活保護法の成立
13.公的扶助制度形成史からみた改革課題(4)憲法25条裁判の検証
14.社会保障制度形成史の総括 (1)社会保険
15.社会保障制度形成史の総括 (2)公的扶助
16.公的年金制度の現状と改革課題 (1)人口予測と公的年金制度
17.公的年金制度の現状と改革課題 (2)公的年金の将来予測シミュレーション
18.公的年金制度の現状と改革課題 (3)年金積み立て資産運用の現状と課題
19.公的年金制度の現状と改革課題 (4)高齢者の就業保障と公的年金制度
20.公的医療保険制度の現状と改革課題 (1)健康保険組合の将来
21.公的医療保険制度の現状と改革課題 (2)市町村国民健康保険の将来
22.公的医療保険制度の現状と改革課題 (3)国民健康保険組合の将来
23.公的医療保険制度の現状と改革課題 (4)社会保険未加入対策の現状と課題
24.生活保護制度運営の現状と改革課題 (1)自立支援の理想と現実
25.生活保護制度運営の現状と改革課題 (2)最低生活保障の積算と水準
26. 生活保護制度運営の現状と改革課題 (3)行政機能の現状と福祉マンパワー
27.介護・福祉サービスの現状と改革課題
28. 社会保障のあるべき姿を考える(総括)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回授業前にmanabaに掲載する資料を通読し、出席すること。また、授業で提示する課題に必ず取り組むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | 発表回数とその内容で評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
使用しません。