シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊研究(経済地理学) | 2024 | 通年 | 月5 | 経済学研究科博士課程後期課程 | 山﨑 朗 | ヤマサキ アキラ | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
EG-OM6-101L
履修条件・関連科目等
とくにありません。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
地域政策、産業経済関連の学術論文、著書の検索方法を完全にマスターし、その後、論文の読解力、ディスカッション力および専門論文執筆能力を養います。
科目目的
地域政策、産業経済関連の学術論文を書くための本格的能力を養うことを目的とします。具体的には、経済地理学会、産業学会、地域デザイン学会、日本都市学会、日本都市地理学会、日本経営学会等の関連する学会にも積極的に参加してもらい、学術的報告の手法についても学習してもらいます。学術論文を執筆する能力およびそれらの内容をパワーポイントを使用して論理的に報告し、かつ質疑応答に対して的確に受け答えできる基礎的な学術的素養の獲得を目的とします。
到達目標
地域政策、産業経済関連の学術論文を書くための本格的能力を養うことを目的とします。そのためには、関連する論文等の収集と解析・読解、必要となる統計データの収集解析および統計データの特質や限界についてきちんと理解することが求められます。まずは、小さなテーマをもとに8000字から10000字程度の論文を執筆できるようになることを到達目標とします。さらに可能であれば、複数の小論文執筆をもとに、本格的な学術論文の執筆および学会誌への論文投稿(できれば採択されることが望ましいですが、リジェクトされても、レフリーの意見をもとに書き直すことにも意義があります)へとつなげていくことを到達目標とします。さらに、それらの論文内容を関連する学会において報告することも到達目標ですので、関連する学会の会員となる必要があります。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス
第2回 経済地理学会の特性
第3回 地域学会の特性
第4回 地域デザイン学会の特性
第5回 地域経済、地域政策関連の論文の検索法
第6回 地域経済論に関する統計
第7回 地域政策論の論文作成の注意事項
第8回 非空間的政策と地域政策
第9回 地域系の学会の部会に参加についての報告
第10回 地方創生論の登場と課題
第11回 地方自治制度と地域政策
第12回 地域政策の担当部局の変遷
第13回 産業クラスター論の論文の特性
第14回 産業構造の高度化と地域政策
第15回 人口減少と地域政策
第16回 モビリティの低下と土地利用政策
第17回 国土計画論の意義
第18回 国土計画と地域計画の関連性
第19回 地産地消
第20回 地場産業論
第21回 自然エネルギーの活用と地域政策
第22回 金融による地域創生
第23回 EUの地域政策
第24回 OECD諸国における地域間格差
第25回 OECD所得におけるイノベーション政策
第26回 博士論文の構想についての発表
第27回 作成した論文に対するコメントと投稿する学会誌の選定
第28回 作成した論文の最終チェック
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
産業学会、経済地理学会、日本都市学会、日本都市学会、地域学会、地域デザイン学会等の学会への参加を義務とします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | ・正しい日本語で書かれている。 ・論理的に書かれている。 ・参考文献が明記されている。 ・盗作ではない。 |
平常点 | 50 | ・プレゼンの内容とプレゼン方法。 ・ディスカッションへの参加状況。 ・質疑応答。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考文献
山﨑朗編著『地域創生のデザイン』中央経済社、2015年
山﨑朗他『地域政策』中央経済社、2016年
山﨑朗・鍋山徹編著『地域創生のプレミアム戦略』中央経済社、2018年
山﨑朗編著『地域産業のイノベーションシステム』学芸出版社、2019年
蓼沼朗寿『地域政策論』学陽書房、1991年
国土交通省『国土交通白書 2015』日経印刷、2015年
森地茂・二層の広域圏形成研究会編『人口減少時代の国土ビジョン』日本経済新聞社、2005年
竹内敦彦・小田宏信『日本経済地理読本(第9版)』東洋経済新報社、2014年
日本政策投資銀行地域企画部『地域ハンドブック(2015年版)』日本政策投資銀行、2015年
国土交通省国土審議会「国土の長期ビジョン最終報告書」
国土交通省「国土形成計画(全国計画)」2023年<HPで全文読めます>
その他特記事項
出席重視です。
地域政策、産業経済関連のレポートおよび論文を書いてもらいます。