シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本考古学特殊研究A | 2024 | 前期 | 月3 | 文学研究科博士課程後期課程 | 小林 謙一 | コバヤシ ケンイチ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-AR6-101L
履修条件・関連科目等
考古学に興味関心があり、研究を進めていく意欲のある者。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
前期は日本先史時代を中心にテキスト講読を行い、縄紋土器型式研究、集落研究、年代研究、分析方法などの議論をおこないます。後期は、各自の興味関心に近い考古学的課題・主題から論文を選び、議論します。対象範囲については、受講者の学問的進展を見ながら、歴史時代を含めて時代・分野などの範囲を広げることも考慮します。
科目目的
日本考古学の研究方法を体得し、考古学的課題に自ら取り組む力を身につけてほしいと思います。博士論文で考古学を中心とする場合でなくとも、日本歴史研究に必要な考古学的素養を身につけてもらい、多角的な歴史研究を目指します。
到達目標
学生自らが、考古学的に重要な論点を見いだし、先行研究をまとめ位置づけると共に、資料やデータを集成、分析し、オリジナリィティのある考察をおこない、今後に於ける課題を示しえる、博士論文を仕上げる力量を身につける。
授業計画と内容
前期は、参加者の興味関心に応じた論文を基に討論します。
1日本先史時代論、考古学とは何か、
2:土器研究法、
3:集落研究法、
4:年代測定研究、
5遺構研究、
6生業研究、
7:発掘調査法、
8:資料調査法、
9:その他の考古学的方法論、
10:方法論に関するテキスト読解、
11:型式論に関する文献講読、
12:セツルメントアーケオロジー、討論、
13:縄紋文化論、討論
14:議論、総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
夏期中に山梨県で発掘調査を行う予定ですので可能な範囲での参加を求めます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 発表内容 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考文献:縄紋時代の実年代(小林謙一、同成社)、土器のはじまり(同成社)
その他特記事項
受講者による論文購読の発表ではレジメを作成してもらうことがあります。
8月後半-9月に発掘、11-12月の週末に調査旅行、2-3月に発掘調査、考古学調査旅行、研究会を行うことがある。発掘調査には交通費・作業衣など若干の自己費用がかかります。野外作業参加が難しい場合は、見学や室内での整理作業のみの参加でも可能ですので個別に相談してください。