シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
近代文学特殊研究B | 2024 | 後期 | 火6 | 文学研究科博士課程後期課程 | 山下 真史 | ヤマシタ マサフミ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-JL6-110L
履修条件・関連科目等
履修条件としては以下の2点が望まれます。
・日本の近代史、および、近代文学史について、修士修了レベルの知識を持っていること。
・日本近代文学の研究方法について、修士修了レベルの知識を持っていること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
明治30年代後半から明治の終わり頃にかけての小説を読み、文体の特徴、表記の特徴なども含めて作品を理解し、これまでの近代文学史を書き換える可能性を探っていきます。
具体的には、『日本近代短篇小説選 明治篇2』に所収の諸作品を中心に読んでいきます。
本授業では受講者が作品を選んで、発表し、受講者全員でその作品について様々な角度から意見を出し合い、新しい読み方を追究していきます。
科目目的
明治後半期の文学の流れや作家について、大まかな特徴を理解し、個々の作品についての解釈を深め、同時にその時代の特徴を理解することが目的です。日露戦争前後の時代状況を理解し、時代状況を背景に文学を捉えることも目的の一つです。
到達目標
近代文学史の中では著名な作家作品を多く取り上げますが、受講生は、自分で注釈をつけながら、作品を精読することで、それらの作家作品の特徴についての知識を身につけます。これらの作家作品は、その時代を代表する作家たちでもありますので、日露戦争前後の社会の変化を背景に置きながら、文学史を立体的に理解する力を身につけることが目標となります。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス(やり方と発表順について)
第2回 明治期後半の文学について(講義)
第3回 受講者の選択した作品についての発表(1作品目)
第4回 前回の発表についての討論(1作品目)
第5回 受講者の選択した作品についての発表(2作品目)
第6回 前回の発表についての討論(2作品目)
第7回 受講者の選択した作品についての発表(3作品目)
第8回 前回の発表についての討論(3作品目)
第9回 受講者の選択した作品についての発表(4作品目)
第10回 前回の発表についての討論(4作品目)
第11回 受講者の選択した作品についての発表(5作品目)
第12回 前回の発表についての討論(5作品目)
第13回 受講者の選択した作品についての発表(5作品目)
第14回 前回の発表についての討論(6作品目)と まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
発表者は事前によく調べ、レジメを作成します。発表者以外は、取り上げる作品を各自事前によく読み、疑問点などを持って授業に臨んで下さい。発表で足りないところは、次の回に補足します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 100 | 発表時に作者、時代背景を調べられたか、注釈や解釈がきちんとできたか、発表者でないときに議論に積極的に参加できたか、が評価の対象となります。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:『日本近代文学短篇小説選 明治篇2』(岩波文庫)